実業家として多忙を極めるカリスマホストROLAND氏が、フジテレビ系で放送された特別番組「土曜プレミアム・明石家さんまと日本の社長」に出演し、現代の若手社員との間に感じる「カルチャーショック」について赤裸々に語った。MCの明石家さんま氏との対談は、世代間の働き方や価値観の違いを浮き彫りにし、視聴者の間で大きな反響を呼んでいる。
衝撃の欠勤理由：「推しが結婚したから」
番組中でROLAND氏は、18歳から働く従業員との間で生じる意識のズレについて触れ、自身の経験を共有した。「いま、32歳（現在は33歳）なんですけど。（従業員は）18から働けるんで。そのカルチャーショックみたいな結構ありますね」と語り、特に記憶に残るエピソードとして、ある若手社員の欠勤理由を挙げた。
ROLAND氏が「なんで休んだの？」と尋ねると、その社員は驚くべき理由を口にしたという。「推しのアイドルが結婚したんで…。もう働けないです…」。これにはROLAND氏も苦笑いし、「理由が衝撃的すぎて『それはしょうがないよね…』って言うしかなかった」と振り返った。このエピソードは、現代の若者文化、特に「推し活」が仕事に与える影響の一端を示すものとして、多くの共感を呼んだ。
世代間の労働観の違いと「解雇」の難しさ
この衝撃的な話を聞いた明石家さんま氏は、「俺らの時代は『クビ』でエエねん」と、かつての厳しい雇用環境と比較し、驚きと呆れの入り混じった反応を見せた。しかし、ROLAND氏はこれに対し、現在の労働法における現実を冷静に説明。「正社員は（法律で）簡単にはクビにはできないんで…」と述べ、現代の経営者が直面する人事上の課題を示唆した。
ROLAND氏がテレビ番組出演中に、真剣な表情で自身の経営する会社の若手社員とのエピソードを語る様子。
ROLAND氏が経験した「推し活」を理由とする欠勤は、Z世代を中心とした若者の価値観が多様化し、仕事観にも変化が起きていることを象徴する出来事と言えるだろう。企業経営において、法律的な側面だけでなく、世代間の文化的なギャップをいかに理解し、対応していくかが、今後の人材マネジメントにおける重要な課題となりそうだ。
まとめ
今回の「土曜プレミアム・明石家さんまと日本の社長」で語られたROLAND氏のエピソードは、現代社会における若者の働き方や価値観の多様性、そして企業が直面する人材マネジメントの難しさを浮き彫りにしました。経営者と従業員、それぞれの立場から、仕事と個人の生活のバランス、そして世代間の相互理解を深めることの重要性が改めて示された形です。
