8月8日、日本の著名アーティストYOSHIKI氏が、大ヒットアニメ『ダンダダン』第2期・第18話の劇中歌『Hunting Soul』を巡るX JAPANの楽曲との著作権侵害疑惑について、自身のX(旧Twitter)アカウントで言及し、大きな注目を集めている。この発言は、音楽業界やファンコミュニティに波紋を広げている。
発端と初期の反応:YOSHIKIの投稿が巻き起こした波紋
YOSHIKI氏は自身のXに「著作権侵害の可能性があるとのことで、どうなるのだろね。みなさん、この手のものは、多分先に関係者へ連絡した方がいいみたいだよ」と投稿し、騒動の口火を切った。このYOSHIKI氏の行動に対し、SNS上では即座に批判的な意見が多数寄せられた。ユーザーからは「逃げ道作った上での印象操作して信者を煽動してるからタチ悪すぎる」「俺らの大好きなYOSHIKIはこんなちっちゃい男だったのかとちょっと悲しくなりましたよ…」「ファンに呼びかける姑息さにムカつきましたわ」といった厳しい声が上がり、一時的にYOSHIKI氏へのネガティブな反応が広がった。
X JAPANのYOSHIKI氏がアニメ『ダンダダン』の劇中歌に関する著作権侵害疑惑について言及
マーティ・フリードマンの介入と事態の鎮静化
騒動が広がる中、『Hunting Soul』のギター演奏を担当したギタリストのマーティ・フリードマン氏がXでYOSHIKI氏に向け「X JAPANへの愛と尊敬の気持ちからこれをつくりました」という趣旨のメッセージを送った。これに対し、YOSHIKI氏も「またセッションしましょう」と返信。このやり取りにより、事態は一旦落ち着きを見せ、関係者の間で和解の雰囲気が漂い始めたかと思われた。この展開は、多くのファンに安堵をもたらした。
YOSHIKIの“公開対話”提案と賛否両論
しかし、事態はこれで収束しなかった。YOSHIKI氏は続けて「だんだん興味が湧いてきた。いつかYoshikiChannelに招待するので、公開で話する?」と、アニメ制作陣に対し“公開での対話”を呼びかける意外な提案を行った。この提案は、ネット上で「お金が欲しいのか」「凄い展開になって来た!!」など、再び賛否両論の反応を巻き起こし、議論を再燃させた。YOSHIKI氏のSNSを駆使した積極的な発信スタイルが、ここでも際立つ形となった。
専門家の見解:問題の核心とYOSHIKIの戦略
音楽事情に詳しいレコード会社関係者は、今回のYOSHIKI氏の動向について次のように分析している。「YOSHIKIさんはこれまでもSNS上で積極的に発言し、ファンとの交流を行ってきました。今回の件であえて公開対談を提案したことは、単なるコメント発表よりも話題性があります。実現すれば、真相も明かされ、話題になること必至です。とはいえ、制作意図としてはアニメ側はオマージュしましたとしか言いようがないですし、後は事前に連絡があったのかなかったのかという“礼儀”の問題にしかならないのではないでしょうか」。専門家は、YOSHIKI氏の提案が単なる問題解決だけでなく、メディアとしての注目度を高める戦略的意図も含まれている可能性を示唆している。
騒動の行方と今後の注目点
現時点において、アニメ制作側からYOSHIKI氏の公開対話の呼びかけに対する公式な回答は発表されていない。この著作権侵害疑惑を巡る騒動の行方、そしてYOSHIKI氏の今後の動向に、音楽ファンやアニメファン、さらには一般大衆からの注目が集まっている。問題がどのように解決されるのか、あるいはさらなる展開を見せるのか、今後の動向が注目される。
出典: Yahoo!ニュース (https://news.yahoo.co.jp/articles/f859c7e83331fb5bdb8935906e13640c18dd7e01)