詐欺被害にあった女性に嘘のもうけ話を持ちかけ、現金をだまし取ろうとしたとして、宮城県警佐沼署は10日、詐欺未遂の疑いで埼玉県さいたま市の会社役員、西川愼一容疑者(59)を現行犯逮捕した。調べに対し「事実無根だ」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、今年9月に別の男から社債買い取り名目で現金約1200万円をだまし取られた同県登米市の女性(71)に11月から今月8日にかけて、「ビットコインで650万円分を購入してもらえれば、さらに社債を高い値で買い取ることができる」などと嘘の話を持ちかけ、現金をだまし取ろうとしたとしている。
同署によると、この女性は西川容疑者からの話を不審に思い、8日になって同署に相談。待ち合わせ場所の栗原市内に現れたところを、警戒していた同署員が取り押さえた。