【町医者が警鐘】「見過ごせない」と直感する緊急性の高い初期症状3選

現役医師であり人気お笑いタレントのしゅんしゅんクリニックP氏(41)が自身のYouTubeチャンネルを更新し、多くの人が見過ごしがちな「緊急受診すべき初期症状」について警鐘を鳴らしました。日々の診療で「これは危険だ」と医師が直感する、特に注意すべき3つの症状を専門家の視点から詳しく解説します。

しゅんしゅんクリニックP氏が、医師として緊急性の高い症状について解説する様子しゅんしゅんクリニックP氏が、医師として緊急性の高い症状について解説する様子

1. 高熱と右下腹部痛:急性虫垂炎の可能性

しゅんしゅんクリニックP氏が挙げる第一の症状は、「39〜40℃程度の高熱と同時に現れる右下腹部の痛み」です。これは急性虫垂炎(いわゆる盲腸)を強く示唆する緊急性の高い症状であり、直ちに抗菌薬点滴や炎症反応数値の確認が必要となります。医師は優先して診察し、迅速な鑑別診断を行うべきだと強調します。見過ごすと重症化のリスクが高まります。

2. 呂律の異常と手足の麻痺:脳梗塞のサイン

次に注意すべきは、「呂律が回らない、または手足がうまく動かせない」症状です。これは脳梗塞を強く疑わせる重大なサインであり、脳血管が詰まることで脳細胞が壊死する危険性があります。発症時間によっては血栓を溶かす治療薬が適用できるため、異変を感じたら緊急搬送の検討が必要です。迅速な対応が予後を左右すると警鐘を鳴らします。

3. 冷や汗と胸背部痛:心筋梗塞・大動脈解離の可能性

最後に危険な初期症状として挙げられたのが、「冷や汗を伴う胸の痛み、または背中の痛み」です。これは心筋梗塞大動脈解離といった命に関わる疾患を示唆する重要な所見です。単なる胸痛と異なり、冷や汗を伴う強い痛みは、一刻も早く診察を受け、心電図やトロポニンT検査で心臓疾患の可能性を否定することが最優先されます。

しゅんしゅんクリニックP氏は、これらの症状が一つでも見られた場合は「迷わずすぐに病院を受診すること」を強く呼びかけています。自己判断は危険であり、早期の医療機関受診が命を救う鍵となります。ご自身や周囲の方にこれらの危険な初期症状が見られた際は、躊躇なく専門医の診察を受けてください。


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