トランプ流取引外交の限界 会談で成果示せず、肩透かし


【写真】握手短く、険しい表情 トランプ大統領、結果出せず

 会談場所はアラスカ州の米軍基地に設定された。国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ているプーチン氏に10年ぶりの訪米機会を与え、機密性の高い軍事施設への立ち入りも許す厚遇だった。

 プーチン氏は何の譲歩もしないまま、米大統領と肩を並べる姿を国際社会に誇示し、ウクライナでの占領地拡大に向けた時間稼ぎにも成功。功を焦ったトランプ氏が「外交的勝利」(米メディア)を与えた。

 ロシアにどう責任を取らせるかは世界の安全保障の行く末に大きな影響を与えるが、トランプ氏に大局的な戦略は見えないままだ。(アンカレジ共同)



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