被害総額170億円か…フィリピン拠点の男女9人を逮捕 自社発行の日本人向け「まにら新聞」を説明に使うなどして投資家を勧誘か


本社ビルに「まにら新聞」の看板

須見容疑者ら男女9人は、2021年から2023年にかけて「フィリピンの事業はこれから伸びる」「社債を購入すれば毎月配当が入る」「年利最大24%の利息が得られる」などとうたい、無登録で外国社債の購入を持ちかけ、9人の投資家から約1億3100万円を集めた疑いが持たれている。

須見容疑者らが実質的経営者をつとめ、フィリピンにある「S DIVISION(エスディビジョン) HOLDINGS INC.」本社の窓には日本語で「まにら新聞」の看板が掲げられていた。
現地在住の日本人向けの新聞を発行する事業も行っていたのだ。​

9人は勧誘の際、「まにら新聞など事業を展開している」などと説明し、投資家を勧誘していたという。

被害女性語る「2024年1月で“配当”が止まった」

200万円を出資し社債を購入したという女性は、「2024年の1月ぐらいまで…1月が最後で2月は完全に(配当が)なくなったという感じ」と話し、配当できない理由は「銀行の方が厳しくなったからお金を動かすことができなくなって、お金を送金できないみたいな感じでした」と語った。

そして、「絶望ですよね…。諦め半分、返してほしい気持ち半分って感じです」と悔しさをにじませた。

警視庁は詐欺での立件も視野に入れ、実態解明を進める方針だ。

フジテレビ,社会部



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