山口組と神戸山口組「特定抗争」指定へ20日から意見聴取 

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 指定暴力団山口組と神戸山口組の対立抗争が激化したことを受け、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きのため、兵庫や愛知、大阪など6府県の公安委員会が20日から組側の意見聴取を始めることが12日、各府県警などへの取材で分かった。要件が整えば各府県の公安委が官報で公示し、指定の効力が発生する見通し。

 意見聴取は20~25日に実施される。このうち両組織の神戸市内の本部事務所を管轄する兵庫県公安委は、20日に神戸山口組、23日に山口組からそれぞれ意見を聴く場を設ける。組側が欠席しても手続きに支障はない。

 指定されると、各府県の「警戒区域」内に組員が5人以上で集まることや事務所の使用などが禁止され、違反すれば直ちに逮捕される。抗争が相次いだ九州の道仁会と九州誠道会(現浪川会)が平成24年末に全国で初めて指定された。

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