【ワシントン時事】トランプ米大統領(79)が18日のウクライナのゼレンスキー大統領と欧州首脳らとの会合の席上、目の前に着席しているフィンランドのストゥブ大統領を認識できず、「どこだ?」と辺りを見渡す場面があった。
【写真】会議に臨むフィンランドのストゥブ大統領とトランプ米大統領
ストゥブ氏は「ここにいます」と苦笑い。手元の紙を読み上げながら出席者を順番に紹介していたトランプ氏は、「私の覚えている姿より格好良くなった」と外交上の失態を取り繕った。
ストゥブ氏はその後の発言機会で、「なぜフィンランドの大統領がいるのかメディアは不思議に思うだろう」と言及。ロシアと長い国境を接し、旧ソ連から侵攻を受けてきた歴史を説明した上で、「(第2次大戦中の)1944年には解決策が見つかった。2025年にもロシアの侵略戦争を終わらせ、永続的かつ公正な平和を得ることができると信じている」と述べた。