スー・チー氏、ロヒンギャ迫害否定 「不完全で誤解を招く」 国際司法裁判所で説明

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カナダ人弁護士と裁判に臨むアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=11日、ハーグ(ロイター)

カナダ人弁護士と裁判に臨むアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=11日、ハーグ(ロイター)

 【シンガポール=森浩】オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で11日、ミャンマー軍のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する掃討作戦がジェノサイド(集団虐殺)の禁止を定めた国際条約に違反するとしてミャンマー政府が提訴された裁判の審理が行われた。出廷したアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は虐殺の指摘について、「不完全で誤解を招く」と否定。ノーベル平和賞受賞者であるスー・チー氏が、法廷で自国の迫害行為を弁明するという異例の展開となった。

 訴えは、イスラム圏の57カ国・地域が加盟するイスラム協力機構を代表して西アフリカのガンビアが起こしていた。

 スー・チー氏は法廷で、西部ラカイン州でロヒンギャの武装集団「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)が政府施設を襲撃したため、軍が掃討作戦を行ったと説明。「一部で不相応な力を行使した」として、無関係の民間人が死傷した可能性を認めたが、「国内の司法が裁く」と話し、ICJが審理する問題ではないと主張した。

 隣国バングラデシュに約74万人が逃れたとされるロヒンギャについては、「自主的かつ安全な帰還に向けて取り組んでいる」と述べて、対策を進めていることを協調。「ジェノサイドの意図があり得るだろうか」と反論した。

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