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夏休みなどの長期休暇明けは、不登校が始まりやすい時期です。特に行き渋りが起き始める「行くか行かないか」という選択の段階で、子どもの体調不良や精神的不調が顕著になることを語る親御さんは少なくありません。
では、子どもが「学校に行きたくない」と言ってきたとき、親はどう向き合えばいいのでしょうか。
本記事では、不登校ジャーナリスト・石井しこう氏の著書『小学生不登校 親子の幸せを守る方法 400人の声から生まれた「親がしなくていいことリスト」』より一部を抜粋・再編集。子どものSOSをどう受け止め、どのような声かけをすればいいのかを紹介します。
■小学生不登校は10年で5倍に増加
ここ10年、小学生の不登校が劇的に増加していることをご存じでしょうか。文部科学省の調査によると、2014年度の小学生の不登校数は、2万5866人でした。ところが、2023年度には13万370人と、実に5倍以上に増えています。
2014年の出来事といえば、世間では『アナと雪の女王』が大ヒットし、流行語大賞には『妖怪ウォッチ』や「壁ドン」「マタハラ」といった言葉がノミネートされていた時代です。親世代にとっては、つい最近のことと感じるかもしれません。「アナ雪って10年前?」と驚く声も聞こえてきそうです。
しかし、その間に子どもたちの生活は、私たちの想像をはるかに超えて大きく変わっているように思います。10年で5倍という増加は、他の統計データではなかなか見られないほど急激な変化です。
その背景を探るために取材を進めていく中で、私たちが普段気づかない驚くべき事実が次々と明らかになりました。いじめの低年齢化、そして習い事を中心とする生活様式の変化も、その一因です。
私たちが子どもの頃に感じていた自由な時間とはまるで違い、今の子どもたちは非常に忙しい毎日を送っています。そして、人間関係に苦しみ、生きづらさを抱えた子どもたちの姿が、小学生の世界に広がっていたのです。
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