元モーニング娘。のメンバーでタレントの辻希美さん(38)が、8月8日に第5子となる次女を出産後、精力的にインスタグラムを更新し、その「超回復」ぶりと活動的な姿が大きな反響を呼んでいます。出産報告からわずか数日で退院し、家族7人での新生活の始まり、そして次女「夢空(ゆめあ)」ちゃんの命名まで、立て続けに投稿。さらに、三男の幸空(こあ)くんの友人を自宅に招き入れたこともストーリーズで報告するなど、産後間もないとは思えないほどのパワフルさを見せています。
タレント辻希美さん、第5子出産発表後も精力的に活動
辻希美の産後投稿に「無理しないで」の声続々
辻さんのインスタグラムのコメント欄には、「産後間もないのに大丈夫?」「本当に休めてる?」といった、彼女の体調を心配する声が多数寄せられました。この一件は複数のネットニュースでも取り上げられ、数百件に及ぶコメントがつくほどの大きな反響を呼びました。特に注目されたのは、小さな子供を持つ現役の母親と思われるユーザーたちからの、以下のような懸念の声です。
「これを見て、辻ちゃんは大丈夫そうだったじゃん、と世の旦那様が同じことを奥さんに強要しないようよくよくお願いしたいと思います。普通はだめなんで。産後は大事にしないと大変だよ?」
「そして芸能人のこういうニュース、なんで辻ちゃんができるのに、お前はできないんだっていう旦那さんが出てきたりしそうで、それもまた怖い。」
「てか、辻ちゃんがこんなことできても、一般的にはこんなことできないからそこを勘違いして産後の母を追い詰める馬鹿旦那が増えないことを願うばかり。」
これらのコメントからは、芸能人の「産後まもない活動」が、一般の女性、特に新米ママや子育て中の母親たちに与える精神的な影響への深い懸念がうかがえます。
芸能人の産後活動が一般女性に与える影響
出産直後から数日で「5人の母」としてパワフルに動く辻さんの姿に対し、1歳の子を持つ30代の女性は、ため息混じりに自身の経験を語っています。「出産を経験した身からすると、産後は本当にボロボロで自分のことだけで精いっぱいでした。きちんとメイクをして写真を撮る余裕もなかったし、そもそもむくみが酷く、顔や体もパンパンで写真を撮りたいという気持ちにもなれませんでした」と、一般的な産後のリアルな状況を明かします。
辻さんが「無痛分娩で産んだ」と報じられていることを踏まえても、そのあまりにも「キラキラしすぎた」産後の様子に、「本当に大丈夫なの?」と疑問を呈します。彼女が最も強く願うのは、SNSで発信される辻さんの様子を見て、「産後もバリバリ動ける」と世の中の男性が勘違いしないこと。「退院後も育児もままならず、家事をする余裕などなかったので、家族の助けが必要」と述べ、辻さんがこれほど活動的に動けるのは、夫である杉浦太陽さんという「素敵なパートナーがいたからこそ」という見解を示しています。これは、産後の女性が直面する現実と、家族、特にパートナーからのサポートの重要性を浮き彫りにする意見です。
まとめ:社会が理解すべき産後の現実
辻希美さんの第5子出産後の活動的な姿は、多くの祝福と同時に、産後の女性が置かれる現実と社会の期待とのギャップについて、改めて議論を投げかける形となりました。芸能人のSNSを通じた発信は、憧れや励みになる一方で、一般の母親たちにとっては「なぜ自分はできないのか」という無用なプレッシャーになりかねません。産後の回復には個人差があり、体も心もデリケートな時期です。社会全体が産後の母親の身体的・精神的な負担を正しく理解し、無理を強いることなく、適切なサポートが受けられる環境を整備していくことが不可欠です。
参考文献: