監督・主演のルイ・ガレルは「気楽に読めて、サプライズがある、みずみずしい短編小説のように組み立てたいと考えた」というように、一編のフランス流大人の恋愛物語を読んでいるような作品だ。
優柔不断なアベルと自分を捨て他の男と結婚した元恋人のマリアンヌ、アベルにずっと横恋慕していた若いエヴの三角関係の行方は…。エヴはアベルに告白して同居を始めたものの、人生経験豊かなマリアンヌのほうが恋の駆け引きでは一枚上手だった。エヴ役はジョニー・デップの娘、リリー=ローズ・デップ。
13日から東京・Bunkamuraル・シネマ、1月17日から大阪・シネ・リーブル梅田などで全国順次公開。1時間15分。(啓)
★★★☆(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)