水谷咲が語る大手コンサル「セクハラ地獄」の実態:同期からの学歴・枕営業発言

インフルエンサー兼モデルとして活動する水谷咲さん(25)は、2024年4月にX(旧Twitter)での「モテすぎて会社辞めた元コンサルOLです」という投稿が大きな話題を呼びました。しかし、彼女が明かす実際の退職理由は、人気によるものではなく、勤めていた大手コンサルティング会社で経験した深刻なハラスメントにより精神的に追い詰められたことでした。夢見て入社した会社で、一部の社員から「枕営業で入社した」などのセクハラ発言に苦しんだ水谷さんが語る、令和の時代には到底考えられないようなハラスメントの実態に迫ります。

大手コンサルでセクハラ被害を告白するインフルエンサー兼モデルの水谷咲さん大手コンサルでセクハラ被害を告白するインフルエンサー兼モデルの水谷咲さん

入社直後から始まった「テニサーノリ」とハラスメント

水谷さんは、念願だった大手コンサルティング会社に入社したものの、その直後から異変を感じ始めたといいます。入社後の最初の1ヶ月間の研修期間中から、同期社員たちの言動に「おや?」と感じることが多々ありました。同期の中には、まるで大学のテニスサークルのようなノリで接してくる者が多く、「かわいいじゃん」「飲みに行こうよ」と声をかけられることもあり、精神的な負担が大きかったと明かしています。

同期からの不適切な言動と学歴マウント

ハラスメントは同期からの言葉だけでなく、学歴に関するマウントにも及んでいました。水谷さんが自身の出身大学名を伝えると、同期からは「え、Fランじゃん。この会社に枕営業をして入ったの?」といった、信じられないような発言が飛び出したといいます。これは、現代の職場環境においては許されることのない、極めてデリカシーに欠ける言動であり、水谷さんは深く傷つけられました。さらに、「経験人数って何人?」といったプライベートに踏み込む質問も日常的にあり、水谷さんは当初、同期に溶け込もうと冗談めかして返答してしまったこともあり、相手に「このノリが通用する」と誤解させてしまったと後悔の念を語っています。

職場全体に蔓延するハラスメント体質

このような不適切な言動は水谷さん個人に向けられたものだけでなく、他の女性社員に対しても同様に接していたと水谷さんは証言しています。研修内容は非常に有益で興味深いものであったにもかかわらず、研修が終わるたびに飲み会に誘われる日々が続き、心休まる時間がなかったそうです。大手コンサルという理想の職場での「令和とは思えないセクハラ被害」は、水谷さんのメンタルヘルスを徐々に蝕んでいきました。この経験は、職場のいじめやハラスメントがいかに個人のキャリアと精神に深刻な影響を与えるかを浮き彫りにしています。

現代社会における職場ハラスメントの深刻な現実

水谷咲さんが大手コンサルティング会社で直面したセクハラや学歴マウントといった職場ハラスメントの実態は、現代社会においてもなお、このような問題が根深く存在していることを示唆しています。特に、彼女が経験した「枕営業」のレッテル貼りや、プライベートへの過度な干渉は、個人の尊厳を著しく侵害する行為です。企業は社員のメンタルヘルスを守り、安心して働ける環境を提供するため、ハラスメント対策の徹底と意識改革を一層推進する必要があります。水谷さんの勇気ある告白が、同様の苦しみを抱える人々にとっての一助となり、より健全な職場環境の実現に向けた社会全体の意識向上に繋がることを期待します。

出典

  • 文藝春秋 (Yahoo!ニュース)

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