2026年1月より放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に出演する俳優の仲野太賀さんと小栗旬さんが、10月19日に開催された第71回名古屋まつりの行列に特別隊として参加しました。大河ドラマの出演者が名古屋まつりの行列に加わるのは今回が初めての試みであり、沿道に集まった多くの観客を魅了しました。両氏からは、今回の貴重な体験とドラマへの意気込みが語られています。
「豊臣兄弟!」特別隊、名古屋の秋を彩るパレードに登場
1955年から続く愛知・名古屋の伝統的な秋の祭典「名古屋まつり」に、大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主人公・秀長を演じる仲野太賀さんと、共演の小栗旬さんが登場しました。両氏はオープンカーに乗ってドラマをPRしながら、旗を持つ子どもたちと共に祭りを大いに盛り上げました。歴史と文化が息づく名古屋の地で、未来の大河ドラマを彩る俳優たちの姿は、沿道の観客から大きな拍手と歓声で迎えられました。この特別な参加は、ドラマへの期待感を一層高めるものとなりました。
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』主演の仲野太賀と共演の小栗旬が、第71回名古屋まつりのパレードでオープンカーから笑顔で沿道の観客に手を振る様子。新作大河ドラマのPRとして、歴史的な尾張の地で大きな注目を集めた。
2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の概要と豪華キャスト
NHK大河ドラマの第65作目となる「豊臣兄弟!」は、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を、天下随一の補佐役と称される弟・秀長(ひでなが)の目線からダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマです。仲野太賀さんが、主人公である豊臣秀長を演じます。
一方、小栗旬さんは、大胆かつ革新的な戦略と非凡なリーダーシップで領土を拡大し、「天下布武」のスローガンのもと、天下統一を目指したカリスマ的武将、織田信長役で出演します。立身出世を志す小一郎(後の豊臣秀長/仲野)と藤吉郎(後の豊臣秀吉/池松壮亮)兄弟にとって、絶対的な主君としての存在感を放つことになります。この豪華なキャスト陣が、戦国の世を舞台にした壮大な物語をどのように展開していくのか、早くも注目が集まっています。
貧しい農家から天下統一へ:小一郎の物語
物語は、尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(後の秀長)が、田畑を耕し、土と共に生きる暮らしに満足しながら日々を過ごすところから始まります。ある日、音信不通だった兄・藤吉郎(後の秀吉)が意気揚々と姿を現し、若き戦国武将・信長に仕官して大出世を目指していると語り、小一郎に自分の家来になってほしいと願い出ます。
兄の誘いを受け、城下町の清須へ出てきた小一郎は、そこで主君となる信長と運命的な出会いを果たします。そして、いよいよ「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られます。信長の奇跡的な大勝利を目の当たりにし、小一郎は武士として生きていく覚悟を決めますが、それはピンチと苦労の連続の始まりでもありました。弟の視点から描かれる豊臣兄弟の生涯は、これまでの大河ドラマとは一味違う新たな視点を提供することでしょう。
仲野太賀さん、小栗旬さんのコメント:喜びと期待
名古屋まつりへの参加を終え、仲野太賀さんは「今日は本当にたくさんの人にお会いすることができて、とても貴重な経験をさせていただきましたし、幸せな気持ちです。大河ドラマ『豊臣兄弟!』の撮影が始まって4カ月ほど経つのですが、とても和気あいあいとした雰囲気で、日々楽しく撮影しています。みなさんがワクワクするような青春活劇になっていますので、ぜひ放送を楽しみにしていただきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」と、感謝の気持ちとドラマへの自信を表明しました。
一方、小栗旬さんは「パレードに参加するのは、今回が人生で初めてです。スポーツで優勝したりメダルを取ったりしない限り、このようなパレードに参加する機会はないと思いますので、本当に素敵な体験をさせていただき、たくさんの方からパワーをもらいました。そして、信長が生まれた尾張に来ることができて、とても嬉しかったです。大河ドラマ『豊臣兄弟!』ぜひ楽しみにしていてください!」と語り、自身初となるパレード参加への感動と、信長ゆかりの地を訪れた喜びを伝えました。
まとめ
2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演・仲野太賀さんと共演の小栗旬さんが、第71回名古屋まつりの行列に特別隊として参加し、歴史ある祭りを盛り上げるとともに、ドラマへの大きな期待感を醸成しました。大河ドラマとしては初めての試みとなるこのパレード参加は、多くの人々に感動と喜びを与え、来たる放送に向けて最高のPRとなりました。豊臣秀長の視点から描かれる新たな大河ドラマ、そして豪華キャスト陣による熱演に、今後も目が離せません。