今年4月に華々しくデビューした7人組ガールズグループHANAが、音楽シーンに旋風を巻き起こしています。ラッパーのSKY-HI(日高光啓氏、38歳)がエグゼクティブプロデューサーを務め、人気アーティストちゃんみな(27歳)がプロデューサーとして手腕を振るったオーディション番組「No No Girls」から誕生したHANAは、その個性と才能で瞬く間に注目を集めました。既存の枠にとらわれない彼女たちの活躍は、日本の音楽業界に新たな潮流を生み出しています。
音楽チャートを席巻するHANAの驚異的なデビュー
HANAのデビューシングル「ROSE」と、続く7月発売の2ndシングル「Blue Jeans」は、いずれも米ビルボードの日本版チャート「JAPAN HOT 100」で初登場1位を獲得するという快挙を達成しました。この異例の成功は、彼女たちが文字通りチャートを席巻していることを物語っています。その後リリースされた「BAD LOVE」や「My Body」も、立て続けに音楽ファンやメディアの間で大きな話題を呼んでいます。彼女たちの楽曲は、高い歌唱力と個性が際立つパフォーマンスで、幅広い層のリスナーを魅了し続けています。
「No No Girls」オーディションが描く新コンセプト
HANAが誕生したオーディション番組「No No Girls」は、その画期的なコンセプトで多くの関心を集めました。ちゃんみながプロデュースを手掛けたこの企画は、身長、体重、年齢といった従来の基準で「NO」と言われた人々をあえて集め、歌唱力、個性、そして人生経験を最も重視するという革新的なアプローチを採用しています。番組名には、過去に自己否定された経験を乗り越え、「NO」を「YES」に変えるという強いメッセージが込められていました。このユニークなコンセプトは世界各国から7000人以上もの応募者を集め、その反響の大きさがHANAへの期待値の高さを示していました。
ガールズグループHANAをプロデュースするSKY-HIとちゃんみな
YouTubeでの圧倒的存在感と人気グループとの比較
HANAのオンライン上での影響力も驚異的です。デビュー曲「ROSE」のYouTube再生回数は現在4820万回に達し、2ndシングル「Blue Jeans」も2460万回を記録しています。さらに、HANAの公式YouTubeチャンネル登録者数は早くも150万人を突破しました。これは、国内最大級のサバイバルオーディション番組から2024年4月にデビューしたME:Iの72万人、ヒップホップ系男性グループNumber_iの98万人をあっという間に上回る数字です。また、2020年に「Nizi Project」から誕生したNiziUの229万人という登録者数にも肉薄しており、このペースでいけばNiziUを追い越すのも時間の問題と見られています。
国際色豊かなメンバー構成
HANAは、日本出身のCHIKA(チカ)、NAOKO(ナオコ)、YURI(ユリ)、MOMOKA(モモカ)、KOHARU(コハル)、MAHINA(マヒナ)と、韓国出身のJISOO(ジス)からなる7人組で構成されています。それぞれのメンバーが持つ異なる背景と個性が、グループ全体の多様性と魅力を高め、世界中のファンを惹きつけています。
HANAの成功は、単なる楽曲のヒットに留まらず、従来のアイドル像を打ち破る新しい価値観を提示しています。SKY-HIとちゃんみなという強力なプロデューサー陣による独自のビジョン、そしてメンバー自身の個性と経験が織りなす魅力が、彼女たちを大ブレークへと導いています。今後のさらなる飛躍と、彼女たちが日本のエンターテインメント界にもたらす影響に注目が集まっています。