ロシア国防省は24日、西部クルスク州や北西部レニングラード州など10を超える地域で防空部隊が23日夜にウクライナのドローン(無人機)95機を迎撃し、破壊したと発表した。
クルスク州にあるクルスク原子力発電所によると、24日未明に原発で火災が一時発生した。原発の近くでウクライナの無人機が防空システムによって撃墜されて爆発し、補助変圧器が損傷したため、原発は発電能力を抑える対応をとった。けが人はいなかったという。原発や周辺の放射線量にも変化はなかったと説明している。
また、レニングラード州のアレクサンドル・ドロズデンコ知事は24日、バルト海に面した同州のウスチルガ港上空で無人機10機を撃墜し、露ガス大手ノバテクのターミナルで火災が起きたとSNSで明らかにした。無人機の破片が落下し、火災につながったという。