秋篠宮家の次女・佳子さまが8月23日、2025年開催予定の大阪・関西万博を視察されました。日本政府のパビリオン「日本館」で貴重な隕石展示をご覧になったほか、伝統工芸品である「津軽塗」の製作体験ブースを熱心にご訪問。さらに、ブラジルやペルーのパビリオンを巡るなど、国際色豊かな万博の魅力を深く体験されました。この日、佳子さまがお召しになっていたファッションは、その洗練されたセンスと隠されたメッセージで多くの人々の注目を集め、国民の間に大きな反響を呼びました。
大阪・関西万博を視察中、ドット柄ワンピースに赤のベルトを合わせた華やかな装いの佳子さま
華やかな「日の丸コーデ」がX(旧Twitter)で絶賛
万博ご視察の際、佳子さまは白地にドット柄のワンピースに、鮮やかな赤色のベルトをウエストマークとして着用されていました。足元のパンプス、耳元のイヤリング、そしてバッグに至るまで、全てを赤色で統一されたこの装いは、まさに「日の丸コーデ」を思わせる華やかさ。SNSプラットフォームX(旧Twitter)では、「着こなしが素敵」「日本の国旗をイメージしたのかな? 美しい!」といった絶賛の声が相次ぎました。
皇室ジャーナリストは、佳子さまのファッションについて「爽やかな白に、赤の差し色が加わることで、非常に華やかな印象を与えています」と分析。「近年、ドット柄のワンピースをお召しになる機会が増え、すっかり佳子さまのトレードマークのようになっています」と語ります。例えば、7月に静岡県御殿場市で開催された高校生の馬術競技全国大会をご観覧の際は、女性に人気のブランド「STRAWBERRY-FIELDS(ストロベリーフィールズ)」のワンピースを着用され、お気に入りブランドとして話題になりました。また、6月のブラジル公式訪問時にも、「PINKY&DIANNE(ピンキー&ダイアン)」と見られるドット柄のワンピースを選ばれています。今回の万博視察でお召しのワンピースはこれらとは異なるデザインであることから、「万博ご視察のために新調された可能性も考えられます」とジャーナリストは推測しています。
1970年代レトロと伝統美が息づく着こなし
佳子さまは6月のブラジル、7月の御殿場、そして8月の大阪万博と、立て続けにドット柄ワンピースを選ばれていますが、それぞれ異なるブランドやデザイン、アクセサリーで個性を表現されています。モード誌で活躍するスタイリストは、佳子さまのファッションについてさらに深い洞察を提供します。
スタイリストは「ブラジル公式訪問では、ロングスリーブで流行のボウタイが付いたワンピースをお召しになり、海外訪問にふさわしいフォーマルな印象でした」と述べ、イヤリングには「和ふら」というショップの輪島塗デザインのもの(価格5500円)を着用されていたことに言及します。今回の万博ご視察でも、この「和ふら」の赤いイヤリングが耳元で揺れ、アクセサリーを赤で統一するスタイルは共通しています。
しかし、今回の装いはブラジル訪問時とは一線を画し、「よりカジュアルでレトロな雰囲気」とスタイリストは指摘。「全体的に少しシックで、セブンティーズ(1970年代に流行したファッション)を意識されているようにも見えます。ベルトなどでウエスト位置を際立たせるウエストマークは、まさに当時の特徴です」と解説しました。日本で初めての万博が開催された1970年の大阪万博から、皇室と万博との関係は深く、佳子さまが当時のファッションをモチーフにすることで、50年以上の歴史を表現された可能性も示唆しています。
また、御殿場訪問時には、白地に青の水玉ワンピースに青いベルト、そして白のパンプスという組み合わせでした。スタイリストは「モノトーンカラーにプラス1色を加えることで、まとまりがありつつも華やかさを演出されています。さらに、価格もあえて等身大のものを選ばれているように見受けられます」と評価。「そういった意味で、佳子さまは非常にファッションを楽しまれている印象を受けます」と語り、公務におけるファッションを通じて、ご自身の個性を表現し楽しまれている佳子さまの姿勢がうかがえます。
今後も、佳子さまの公務における「ドット柄ワンピース」の着こなしは、その洗練された選択とメッセージ性から、引き続き大きな注目を集めることでしょう。