東京地検は13日、居酒屋に団体予約を入れたのに、当日連絡せずに来店しない無断キャンセルを繰り返したとして、偽計業務妨害の罪で東京都葛飾区、無職、小林恒夫容疑者(59)を起訴した。
無断キャンセルで起訴されるのは異例。インターネットの飲食店情報サイトを介した予約の普及を背景に、店側が無断キャンセルで損害を被る事例も相次いでいる。
起訴状によると、6月23~26日、東京都千代田区の居酒屋2店に電話をかけ、実際には行くつもりがないのに、同月28日に飲食コースをそれぞれ20人分と17人分、虚偽の予約を入れて営業を妨害したとしている。1人分のコース料金は5900円と1万3千円で計33万9千円だった。
予約当日に店に現れなかったため、居酒屋の運営会社が警視庁丸の内署に相談していた。