カナダの女性ティックトッカーが、韓国の激辛即席麺「ブルダック炒め麺」を食べたことで胃潰瘍になったと主張し、製造元である三養食品に対し巨額の補償金を求める訴訟をカナダの裁判所に提起したと発表しました。しかし、彼女が訴訟を主張した後も、同製品を食べ続ける動画を配信していることが判明し、その言動に疑問の声が上がっています。この一連の騒動は、SNS上で大きな注目を集め、物議を醸しています。
激辛麺を巡る高額訴訟の主張と詳細
この女性はTikTokで10万人以上のフォロワーを抱えるカナダのハベリア・ワシムさんです。彼女は8月22日、自身のSNSアカウントを通じて「訴訟を起こした」と公表し、ブルダック炒め麺に関連する訴訟文書は来週公開予定であること、そして裁判が1週間延期されたことを明らかにしました。ワシムさんは「訴訟を可能にしてくださった弁護人団に感謝する」「ブルダック炒め麺のせいで苦しんでいる人々に正義を」と訴え、自身の主張の正当性を強調しました。彼女は、日頃からブルダック炒め麺を好んで食べていたといい、7月31日には、この激辛麺のせいで胃かいようになったとして、病院に入院している動画を公開。さらに、8月16日には、三養食品に対し1500万カナダドル(約16億円)もの補償金を求める訴訟を起こしたことを明らかにしました。
入院後も「ブルダック」を食べる矛盾した行動
しかし、ワシムさんの行動には矛盾が見られます。入院して胃潰瘍を主張した後も、彼女は「自分が一番好きなブルダック炒め麺のレシピを公開する」と述べ、実際に同製品を食べる動画を公開し続けました。動画の中でワシムさんは、「このレシピが、胃かいようになって訴訟を起こして以降もブルダック炒め麺を食べ続ける理由だ」と説明しています。この一見すると自己矛盾とも取れる行動は、多くの視聴者やメディアの間で疑問を呼び、その主張の信憑性について様々な憶測が飛び交う原因となっています。
ブルダック炒め麺訴訟に関する論争を表すイラスト
過去にも物議を醸したティックトッカー
ワシムさんは、過去にも同様の物議を醸したことで知られています。昨年には、「子ども用の飴をなめていたら顎の骨が折れた」と多数のメディアに主張し、「ジョーブレイカーガール(jawbreakergirl)」というIDで活動していました。このように、過去にも健康被害を訴え、その詳細が注目を集めるという経緯があったため、今回のブルダック炒め麺を巡る訴訟主張についても、その背景や真意に注目が集まっています。
三養食品側の公式見解
一方、ブルダック炒め麺の製造元である三養食品は、今回の訴訟主張に対し公式な見解を示しています。チョソン・ドットコムの電話取材に応じた三養食品側の関係者は、ワシムさんが三養食品を訴えたという主張について、「北米で三養食品を相手取った訴訟の提起や裁判進行の事実は現時点ではない」と明確に説明しました。ワシムさんが実際に訴訟を提起しており、まだ三養食品側に通知が届いていない可能性については「その部分までは分からない」としながらも、「これに関連し、いちいち対応する必要性を感じない」と述べ、現段階では積極的に対応する姿勢は見せていません。
今回のカナダ人ティックトッカーによるブルダック炒め麺を巡る訴訟主張は、その矛盾した行動や製造元との見解の相違から、引き続きSNSやメディアで注目を集めることが予想されます。真偽の解明には今後の裁判の進展が待たれますが、消費者には、情報を見極める冷静な判断が求められるでしょう。
参考文献:
- 朝鮮日報日本語版, 「『ブルダック炒め麺』食べたせいで胃潰瘍になったのに…訴訟提起したティックトッカー、その後も『食べる動画』配信で物議」, 2025年8月29日. (Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/3e33771d6be64420a3cb8b9b463b7f253a2e01e8)