池澤あやか、事実婚から「一時的入籍」へ:住宅ローン問題と社会の壁

タレントでソフトウェアエンジニアの池澤あやかさん(34)が、住宅ローン問題に直面し、事実婚から一時的に法律婚へ切り替えたことを自身のX(旧Twitter)で明らかにしました。彼女の今回の告白は、日本の事実婚カップルが直面する根深い社会的な課題を浮き彫りにしています。

背景:池澤あやかのキャリアと事実婚の公表

池澤あやかさんは、2006年に「東宝シンデレラオーディション」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入りしました。雑誌「ピチレモン」の専属モデルや女優としてテレビドラマに出演するなど、多方面で活躍。慶應義塾大学を卒業後は、IT企業でソフトウェアエンジニアとして勤務しながら、タレント活動も続けるという異色のキャリアを歩んでいます。

2022年7月には、かねてから同棲していた相手との結婚を発表し、「現在は事実婚というかたちをとっています」と公表していました。

事実婚を巡る住宅ローン問題を公表したタレントの池澤あやか事実婚を巡る住宅ローン問題を公表したタレントの池澤あやか

住宅ローンが「高額ゆえ」直面した現実

今回のXの投稿で、池澤さんは「事実婚だと住宅ローンがどうしても組めず(ローンが高額ゆえ)、仕方なく一時的に入籍して姓を変更しているんですが、『銀行口座の名義を新姓に変更してください』って言われて辟易」と、その苦悩を率直に訴えました。彼女はさらに、「誰だよ『今なら旧姓使用や事実婚でも生活に不便ない』って言ってたのは。絶対当事者じゃないだろ!今もなお不便!!!」と、事実婚に対する社会の認識と現実との乖離に不満を表明しています。

事実婚における金融機関の壁と旧姓使用の課題

また別の投稿では、事実婚でもペアローンが組める金融機関があるというリプライに対し、池澤さんは「事実婚OKな金融機関でも、高額になると、事実婚と法律婚では『降りる額』が異なるんです…」と、単に「組める」だけではない、より深い制度上の制約があることを説明しました。これにより、事実婚カップルが経済的な選択肢において不利な立場に置かれる実態が浮き彫りになりました。銀行口座の名義変更など、法律婚に準じた事務手続きの煩雑さも、旧姓使用を望む人々にとって大きな負担となっています。

結論

池澤あやかさんの今回の告白は、事実婚を選択する人々が、住宅ローンをはじめとする法制度上の不便や経済的な制約に未だに直面している現状を明確に示しています。個人の生き方の多様化が進む一方で、社会制度や金融機関の対応がそれに追いついていない実態が浮き彫りとなり、事実婚に対する社会全体の理解と制度改善の必要性を強く訴えかけるものとなるでしょう。

参考文献