日テレ新ドラマ『良いこと悪いこと』キャスト判明!「顔隠し」プロモーションに賛否

10月よりスタートする日本テレビ系の新土曜ドラマ『良いこと悪いこと』の制作が決定し、メインキャスト13人の顔が「プロフィール帳」で隠されたキービジュアルが公開されました。このユニークなプロモーションは、主演の間宮祥太朗さんとSixTONESの森本慎太郎さんの出演を明らかにしながらも、その手法についてはネット上で賛否両論を呼んでいます。

日テレ新ドラマ『良いこと悪いこと』に出演する間宮祥太朗とSixTONES森本慎太郎の姿日テレ新ドラマ『良いこと悪いこと』に出演する間宮祥太朗とSixTONES森本慎太郎の姿

『良いこと悪いこと』の物語と議論呼ぶプロモーション

本作は、小学校の同窓会でタイムカプセルから発見された、6人の顔が塗りつぶされた卒業アルバムを巡る予測不能なノンストップ考察ミステリーです。これをきっかけに同級生の不審死が相次ぐという、緊迫したストーリーが展開されます。作品内容に合わせた今回のキービジュアルですが、ネット上では「顔隠し」プロモーションに対する「最近の土ドラって顔隠さないと放送できない規約にでもなってんの?」「日テレ、こんなんばっかり。マンネリ過ぎ」といった呆れる声が相次ぎ、「最初の話題作りよりも、見始めて徐々にしみる脚本と演出がなければ脱落者続出してしまう」との指摘も聞かれます。

日テレの「顔隠し」戦略の背景と過去事例

テレビ局関係者によると、現在のドラマ業界では視聴率だけでなく、SNSでのバズりも重視されるため、各局は宣伝方法に頭を悩ませているといいます。特にネットニュースで記事にしやすく、「出演者を予想させる」手法は定番化しているとのこと。実際、日本テレビは1月期の土ドラ9『相続探偵』で主演の赤楚衛二さんが遺言書で顔を隠すプロモーションを展開し、現在放送中の櫻井翔さん主演『放送局占拠』でも、武装集団メンバーの正体が徐々に明かされる演出で話題を集めています。今回の『良いこと悪いこと』も、公式Xの投稿が700万回を超える表示を記録するなど、一定の話題喚起には成功しているようです。

注目キャスト陣が明らかに!

『週刊女性PRIME』の既報では、本作で間宮祥太朗さんが主演を務めることが明らかになっています。また、メインキャストの一人としてSixTONESの森本慎太郎さんの出演も決定。さらに、今回公開されたプロフィール帳の記載から、新木優子さん、木村昴さん、松井玲奈さんの出演も確実視されており、豪華な顔ぶれに期待が高まります。

「考察疲れ」と視聴者ニーズの変化

しかし、前述のテレビ局関係者は「この手のプロモーションはもう飽きられている」と警鐘を鳴らします。SNSで話題になりやすい「考察系」の作品が増加した結果、視聴者からは「考察疲れ」の印象が見受けられるとのことです。その反動として、最近ではフジテレビ系『波うららかに、めおと日和』のようなうぶキュン系や、NHK『しあわせは食べて寝て待て』のような心温まる「ほのぼの作品」が支持される傾向にあります。テレビ局は、話題性やキャスティングだけに頼ったドラマづくりから脱却し、質の高い内容を追求することが求められています。

結論

日テレの新ドラマ『良いこと悪いこと』は、そのミステリー性の高いストーリーと注目キャストで早くも話題を集めていますが、プロモーション手法を巡っては視聴者の間で意見が分かれています。ドラマ業界が直面する「話題性偏重」という“悪いこと”だけでなく、優れた脚本と演出を伴う“良いこと”が詰まった作品となることを、多くの視聴者は期待しているでしょう。

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/articles/2619bbe011b92cff1b6280f20d1472028ff43f26