SUPER EIGHTの横山裕(44)が、日本テレビ系『24時間テレビ』のチャリティーランナーとして順調に走行を続けている。31日午前5時25分の時点では、既に105キロの道のりのうち39キロを走破。中継画面に映った横山は「体調も万全です。全然、いけそうです」と力強く語り、足のももを上げて好調をアピールした。このマラソンは、横山の厳しい家庭環境と、弟たちが児童養護施設で暮らした経験から、子どもの支援を決意した彼の強い思いによって支えられている。
走行状況と順調な回復:105kmへの挑戦
前日深夜までに39キロを走り終えた横山裕は、一時的に1キロ9分台から17分台へとペースを落としたものの、十分な睡眠と食事により疲労から回復したと報告している。彼は過酷なチャリティーマラソンに挑みながらも、体調管理を徹底し、ゴールである東京・両国国技館を目指している。リスタート前には「これから4時間ほど走るみたいです」とコメントしており、午前中からさらに距離を稼ぎ、完走への意志を固く示している。
24時間テレビでチャリティーランナーを務めるSUPER EIGHT横山裕と親友の嵐・相葉雅紀
困難な生い立ちが育んだ支援への決意
横山裕のチャリティーランナーとしての決意の背景には、彼の壮絶な生い立ちがある。3歳で両親が離婚し、5歳で母親が再婚、二人の弟が誕生した。しかし、母親ががんに罹患し入退院を繰り返す中で二度目の離婚を経験し、家計は困窮。横山は家計を助けるため中学卒業後に建設会社に就職し、工事現場で働きながらジャニーズJr.としての活動を続けていた。この間、弟たちは一時的に児童養護施設で生活。母親は15年前に亡くなったという。この経験が、横山を子どもの支援へと駆り立てる原動力となっている。
相葉雅紀との絆:涙のスタートと温かいエール
マラソンスタート前の午後8時11分、横山のこれまでの道のりをまとめたVTRが流れると、スターターとして登場した事務所の同期で親友である嵐・相葉雅紀とともに横山は号泣した。相葉は「頑張り過ぎずに頑張って」と温かいエールを送り、横山は「頑張ります。俺、やります。行ってきます」と力強く応えた。深夜1時42分の中継では、「おかんがタスキをかけてくれたんだと思う。『あんたにできることがあるから、やってこいと言われているような気がする』」と、亡き母への思いを語る場面も。弟が作ったスペシャルドリンクを飲む姿も紹介され、家族の絆と支援の思いが視聴者に感動を与えた。
完走へ向かう横山裕の挑戦
SUPER EIGHT横山裕の『24時間テレビ』チャリティーマラソンは、単なる体力的な挑戦にとどまらない。自身の困難な生い立ちを乗り越え、子どもの支援という崇高な目標のために走り続ける彼の姿は、多くの人々に勇気と希望を与えている。残りの道のりを走り切り、両国国技館のゴールを目指す横山に、日本中からのエールが送られている。
参考文献:
- ENCOUNT編集部 (2025年8月31日). チャリティーランナー、走行距離105キロ. Yahoo!ニュース.