警視庁は15日、特殊詐欺事件警戒のため、町田署管内のコンビニエンスストアなどを私服姿で巡回していた同署生活安全課の男性警部補(49)が、コンビニのトイレに拳銃を置き忘れたと明らかにした。発見した客が店員に届け出た。拳銃には実弾5発が装填(そうてん)されていたが、弾は抜き取られておらず、発射の形跡もなかったという。
同庁によると、警部補は15日午前8時半ごろ、立ち寄ったコンビニのトイレ個室で、拳銃を収めたサックとベルトを壁のフックにかけたまま置き忘れた。約5分後に客が拳銃を発見し、店員が保管。同10時10分ごろ、出勤した副店長の女性が110番通報した。警部補は通報を受けるまで拳銃を忘れたことに気付いていなかった。
警視庁は「拳銃の適正な保管管理について、改めて徹底していく」としている。