8月22日放送の『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)で突如として発生し、視聴者を騒然とさせた長嶋一茂氏の“途中退席事件”。ネット上では、そのハプニングが演出なのか本当の出来事なのかと憶測が飛び交い、大きな話題となりました。しかし、その1週間後の29日放送で、ついにこの波紋を呼んだ事件の真相と、出演者たちの舞台裏でのやり取りが詳細に語られ、注目を集めています。
ネット騒然!長嶋一茂の突然の退場劇
前回の放送で、長嶋一茂氏はクイズの結果に納得がいかず、「俺はもう帰るぞ!」と宣言。マイクを外してそのままスタジオを後にするという前代未聞の行動に出ました。MCを務めるサバンナ・高橋茂雄氏は涙目になりながら「帰ったで…」とつぶやき、バイオリニストの高嶋ちさ子氏も呆然とした表情。タレントの石原良純氏は「季節の変わり目だから、しょうがないよね」と沈んだ様子でコメントし、その場の緊迫感を物語っていました。
バラエティ番組で活躍する長嶋一茂氏の様子
しばらくして憮然とした顔つきでスタジオに戻ってきた一茂氏に対し、高橋氏は「あー!ああー!おかえり」と歓迎。一茂氏は「モニター見てたよ。2人(高嶋氏と良純氏)がさ、ずーっと黙って待ってるのよ。2人が俺のこと待ってるんだと思って、申し訳ないなって…」と反省の弁を述べました。しかし、この一連の流れを視聴した人々は、これが番組側の「演出」なのか、それとも予測不能な「ハプニング」だったのか判断に迷い、SNS上は大荒れとなったのです。
収録舞台裏での波紋とMC高橋の苦笑い
1週間後の放送冒頭で問題のシーンが振り返られると、高橋氏は当初「それはそれで面白かったと思ってた」と語りました。ところが、収録後にスタッフたちから「かわいそうなヤツを見る目で僕のことを見てるんですよ」と苦笑されたことを明かします。さらに楽屋に戻ると、「今までそんなこと一度もないのに、収録で出てきたふかひれラーメンとメロンを僕に…」と、まるで慰めるかのような特別待遇を受けたことを告白し、スタジオは爆笑に包まれました。このエピソードは、番組スタッフも事態を重く受け止めていたことを示唆しています。
石原良純の鋭い指摘と高橋茂雄の表情
一方で、石原良純氏は一茂氏が退場した場面を振り返り、「高橋君が盛り上げてここ(一茂氏)の席に座り、もう1問やるくらいの度量が欲しい」と、MCとしての高橋氏に手厳しいダメ出しをしました。高嶋氏と一茂氏も良純氏の意見に同調し、良純氏が「そしたら大物司会者」と続けると、高橋氏は自身が出演する「ストッパ下痢止め」のCMで見せるような、何かを我慢する表情になったのでした。このやり取りは、番組のチームワークと、それぞれの役割に対する意識の高さが垣間見える瞬間でした。
明かされた退席の本当の理由と裏側でのやり取り
その後、一茂氏はスタッフから「高橋さんにフォローのLINEをしといてくれますか」と頼まれたことを明かし、実際に「ゴメンね」と送ったことを告白しました。これに対し、高橋氏からは「ゴメンねって書くところじゃないですよ、別に何とも思ってないです笑」という意外な返信があったと語り、二人の良好な関係性が伺えました。
そして、ついに一茂氏が退席した本当の理由が明かされました。彼は、収録が長時間に及ぶことに辟易し、「どっかのきっかけで、どうやったら帰れるかを30分前から考えてた」と正直にぶっちゃけたのです。実際は前室でモニターを見ていただけで、高嶋氏と良純氏が大人しくなってしまったのを見て、「これ現場進まねえな」と感じ、自らスタジオに戻ることを決めたと説明しました。
この「事件」は、結果として視聴者に大きなインパクトを与え、番組の盛り上がりに貢献しました。「今度俺がいなくなったらここに座って」と自分の席を指さした一茂氏に、高橋氏は「いなくなるな!」と即座にツッコミを入れていましたが、もし次に一茂氏が席を立ったら、高橋氏がどのような立ち回りを見せるのか、今後の放送にも期待が集まります。