紅白歌合戦出場選考、タトゥーが影響?人気アーティストの去就に注目

年末の国民的番組『第76回 NHK紅白歌合戦』に向けて、早くも複数のメディアが初出場アーティストの「内定」を報じ、注目が集まっています。スポーツ報知は、aespa(エスパ)と&TEAM(エンティーム)の紅白初出場を内定と伝え、また日刊スポーツやサンスポはtimelesz、King & Princeの出場が有力だと報じています。しかし、その一方で、実力がありながらも出場が確定していないアーティストたち、特に公共放送であるNHKがその扱いに慎重だと言われる「タトゥー」を施した歌手たちの動向に注目が集まっています。

注目集まるタトゥー問題:NHKの慎重な姿勢

NHKがタトゥーを施したアーティストに対して慎重な姿勢を見せているという指摘は、紅白歌合戦の選考基準における長年の議論の一つです。国民的番組である紅白において、出演者のイメージは重要な要素とされており、タトゥーがその判断に影響を与える可能性が取り沙汰されています。

紅白常連組にもタトゥーの波紋

長年紅白に出場してきた人気アーティストたちにも、タトゥーの存在が波紋を広げています。2018年に初出場して以来、昨年まで6回出場している紅白の常連であるあいみょんさんは、8月発売のファッション誌で左腕に施された人型ワンポイントタトゥーが確認され、話題となりました。同様に、紅白に6回出場しているSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseさんも、10月に自身のInstagramに投稿した写真で左腕に明らかなタトゥーがあることが判明しています。

また、2020年の初出場以来、2021年、2023年と3回出場しているYOASOBIのコンポーザー・Ayaseさんも、手のひらから指までびっしりとタトゥーが入っていることが知られています。昨年、YOASOBIが紅白を落選した際には、一部でタトゥーが原因だったのではないかという憶測も流れました。

タトゥーが施された優里の右腕タトゥーが施された優里の右腕

RADWIMPS野田洋次郎にも浮上したタトゥー疑惑

さらに、今年放送された連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌『賜物』を担当した人気バンド、RADWIMPSにもタトゥーの疑惑が浮上しています。10月11日にNHKで放送されたRADWIMPSの20周年記念特別番組で、ボーカルの野田洋次郎さんの二の腕にタトゥーがあることが確認されました。RADWIMPSは6年ぶり3回目の紅白出場が濃厚とされていますが、その去就はまだ明確ではありません。

タトゥーは本当に落選理由なのか?B’zの例と専門家の見解

しかし、タトゥーの存在が紅白歌合戦の出場を決定的に妨げるのかどうかは、明確な基準がないため不透明です。芸能プロ関係者によると、「特にB’zの存在は大きい」と語ります。彼らはファンからもタトゥーがあることが広く認知されていますが、2024年に初出場を果たしました。この事実から、「タトゥーがあるからといって出場できないわけではない」という見方が強まっています。昨年のYOASOBIの落選を巡って「タトゥーの噂」が広まったものの、実際にはそれだけが理由ではない可能性が高いと言えるでしょう。

紅白歌合戦には、数値化できるような明確な選考基準が存在せず、最終的には「総合的な判断」が下されるとされています。その判断には、その年の活躍ぶり、NHKへの貢献度、ファンの熱量など、さまざまな要因が考慮されます。もちろん、ビジュアルを含むアーティストの「イメージ」も判断材料の一つですが、オファーがあっても出場を辞退するアーティストもいるため、一概には言えません。

いずれにしても、出場者の正式発表が間近に迫っており、最終的な結果が待たれます。

参考文献

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