台風15号は本日4日夜から明日5日にかけ、日本列島の西日本を縦断し、その後、東海や関東地方に最接近する見込みです。広範囲で接近前から大雨が予想されており、特に九州から東北にかけては線状降水帯が発生する可能性が高まっています。夜間の大雨による災害への厳重な警戒が呼びかけられるほか、道路などの交通機関にも甚大な影響が懸念され、最新の気象情報の確認が極めて重要となります。
台風15号の予想進路と全国の大雨・暴風警戒範囲
台風15号の予想進路と交通機関への影響予測
台風15号は今日4日夜には九州に最接近し、明日5日の朝には四国へ接近または上陸する可能性があります。その後、西日本を横断し、明日5日午後には東海や関東地方に最も近づくと予測されます。各地で台風接近よりもかなり早く大雨のピークが訪れる地域が多いため、まだ雨が降っていないうちからの早めの浸水対策や避難経路の確認が必要です。
大雨や強風により、道路網をはじめとする交通機関への影響は広範囲に及びます。具体的には、本日4日夜から明日5日朝にかけては九州や四国で、明日5日の日中は中国地方、近畿、東海で、その影響が「大」となる可能性が指摘されています。特に、大雨の時間が長期化する東海地方では、明日5日一日を通して、広範囲で道路の通行止めや規制が発生する可能性が高く、関東地方でも午後は同様の影響が懸念されます。
台風15号による地域ごとの道路交通影響予測マップ
線状降水帯発生の危険と災害リスクの急激な高まり
今回の台風15号は勢力自体はそれほど発達しませんが、太平洋側から広範囲にわたって湿った空気を引き込んでいるため、接近前から局地的な大雨を引き起こしています。実際、今日4日には台風に近い宮崎県だけでなく、遠く離れた千葉県でも、一時的に1時間に50ミリ近い猛烈な雨を観測した地点がありました。
本日4日夜から明日5日にかけては、太平洋側の各地で大雨が見込まれ、特に九州、四国、近畿、東海、そして東北地方の太平洋側各地で「線状降水帯」が発生する可能性があり、これにより大雨災害の危険度が急激に高まることが懸念されています。線状降水帯は、短時間で河川の氾濫、大規模な浸水、土砂災害などを引き起こす可能性があり、極めて危険です。
線状降水帯の発生が予測される具体的な地域と期間は以下の通りです。
- 東北地方 (岩手県、宮城県): 5日明け方から5日昼前にかけて。
- 東海地方 (岐阜県、静岡県、愛知県、三重県): 4日夜のはじめ頃から5日昼過ぎにかけて。
- 近畿地方 (和歌山県): 5日未明から5日昼前にかけて。
- 四国地方 (徳島県、愛媛県、高知県): 5日昼前にかけて。
- 九州北部地方 (大分県): 5日未明にかけて。
- 九州南部 (宮崎県): 4日夜遅くにかけて。
線状降水帯の発生が予測される地域と期間
これらの地域では、特に夜間の大雨となる箇所も多いため、外出は極力避け、安全な建物内のより安全な場所で過ごすよう心がけてください。明日5日の朝の通勤・通学時間帯と大雨のピークが重なる可能性のある東海、関東、東北地方では、特に気象情報、道路情報、鉄道の運行情報をこまめに確認し、無理な外出は控えるなど、安全を最優先に行動してください。
台風15号の日本縦断は、広範囲な大雨、線状降水帯、そして交通機関への重大な影響をもたらす見込みです。特に夜間や通勤・通学時間帯に災害リスクが高まるため、事前の準備と信頼できる情報源からの最新情報への継続的な注意が、命を守る行動に繋がります。
