ヒコロヒーが明かした芸能界の「闇」:後輩からの“誘惑”の夜が波紋呼ぶ

2024年9月1日に放送された『チャンス大城のリアルジョブホラー~あなたの隣の怖い人~』(テレビ朝日系)で、人気女性芸人のヒコロヒーが過去の仰天エピソードを語り、その内容が芸能界の「闇」を浮き彫りにし、視聴者の間で大きな波紋を呼んでいます。この番組は、MCのチャンス大城が芸人たちの壮絶な“人怖”実体験を聞くというユニークなテーマで、期間限定で放送されています。

なついていた後輩からの衝撃的な誘い

ヒコロヒーは、20歳で芸能界に入って4年ほど経った頃、親しくしていた後輩がいたことを明かしました。しかし、あるトラブルをきっかけに、その後輩とは距離を置くようになっていたといいます。ところが、ある日突然、その後輩から泣きながら電話がかかってきたそうです。「本当に、いろいろとご迷惑をおかけしたみたいで、申し訳ございませんでした」と、過去のトラブルに対する謝罪の言葉がありました。

電話の続きで、その後輩は「お詫びしたいので、今、テレビ局のお偉いさんたちと飲ませていただいているんです。いまこの場に来たら仕事1本決まるかもしれないぐらいの偉い方たちなので、よかったらいらっしゃいませんか?」と、ヒコロヒーをある集まりへと誘いました。この誘いは、仕事に繋がるチャンスだと信じさせたことでしょう。

会場での衝撃的な光景と「酒池肉林」の実態

しかし、ヒコロヒーさんが会場に到着すると、誘った後輩は「私は帰りますね」と言い残し、すぐにその場を立ち去ってしまったのです。そこでヒコロヒーさんが目にしたのは、まさに衝撃的な光景でした。「スケベな格好した女性たちがワラワラいて。その間におじさんたちが座ってるんです」とヒコロヒーは証言。そこにいたのは、テレビ局の関係者とはまったく関係のない男女の集まりで、「酒池肉林」と表現されるような会が開かれていたことを明かしました。

ヒコロヒーが後輩からの誘いを語る場面、芸能界の闇を垣間見せる衝撃的な体験談ヒコロヒーが後輩からの誘いを語る場面、芸能界の闇を垣間見せる衝撃的な体験談

スタジオで話を聞いていた共演者たちも、この告白に呆然。放送後、SNSのX(旧Twitter)にも《実在すんの?》《多少盛ってるにしても、本当にあった話なんだろうなあ》といった驚きの声が多数寄せられ、ヒコロヒーが語った内容に、視聴者の多くが開いた口が塞がらない状態となりました。

芸能界の根深い「女性上納」文化への疑念

ヒコロヒーはその後、聞いていた話と違うと会場にいた人たちに問い詰めるも、「君も帰りたかったら、女の子ひとり呼んだら帰れるよ」と諭されたといいます。彼女はこれを「どこまでも売られた話」と笑いながら話していましたが、その衝撃的な内容は、芸能界の裏側に対する根深い疑念を呼び起こしました。

このエピソードは、2024年末に発覚した中居正広氏と女性とのトラブルと重ねる視聴者も多かったようです。一部のテレビ局では、タレントやお偉いさんを接待するために女性を「上納」する文化があることが、公にされています。この話が約10年ほど前の出来事とはいえ、多くの視聴者には、現代においても未だ存在するかもしれない「芸能界の闇」として映ったことでしょう。

コンプライアンス時代の芸能界に問われるもの

現代社会では、あらゆる業界でコンプライアンス(法令遵守)が強く求められ、その重要性が日々増しています。芸能界も例外ではなく、過去の不透明な慣習や不適切な行為に対して厳しい目が向けられています。

ヒコロヒーさんが語ったような衝撃的なエピソードは、果たして過去の出来事として片付けられるのか、それとも形を変えて今も存在しているのか、という問いを投げかけます。業界全体の透明性と健全な運営が強く求められる中で、このような「闇」の慣習が完全に根絶されることを、多くの人々が願っています。

参考文献