人気お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓(49)が、深夜放送のMBSラジオ「アッパレやってまーす!」に出演し、現代の小学校の教育現場で目撃した衝撃的な光景について語りました。この発言は、子どものしつけや保護者の態度、そして学校教育の現状について、多くの親世代に一石を投じています。
城島茂が語る「親のスマホ育児」への懸念
番組では、まず5歳になる長男を持つ元TOKIOの城島茂が、子どものしつけに関する自身の懸念を披露しました。「自分のまわりにだけかもしれない」と前置きしつつ、子どもを遊ばせている際に目にしたある親子のエピソードに言及。「“ああ~危ないな”って、水を掛けたりあんまり良くないなっていう時に、お父さんはどうしてるのかなって見たらスマホを見てる」と、公共の場で子どもから目を離し、スマートフォンに没頭する保護者の姿に疑問を呈しました。城島は「(子どもを)見ておいてほしいなって思うことがある」と、親としての率直な思いを打ち明けています。
鈴木拓、授業参観での衝撃的な光景を告白
城島の話を受け、鈴木拓は自身の次男が小学生だった頃の授業参観での体験を回想し始めました。彼が目撃したのは、一般的な学校の風景とはかけ離れたものでした。
「ドランクドラゴン」鈴木拓がラジオ番組で語る、小学校の授業参観での驚きの体験
「うちの次男はちゃんと座ってましたけど、歩き回ってるやつがいる。先生も注意しないし、“なんだこれ?”って」と、教室を自由に動き回る児童がいるにもかかわらず、担任教師が一切注意しない状況に鈴木は驚きを隠せませんでした。さらに、その児童の保護者についても「そのお父さんお母さんは“何々ちゃんダメだよ”ぐらい。全然座らない」と、表面的な注意だけで、子どもの行動を本気で正そうとしない様子を語っています。この状況に対し、鈴木は「こっちはまあ、関係ないから怒れない。“いいのかなこれ?”って」と、外部の人間として介入できないもどかしさを感じたといいます。教師が親の顔色をうかがっているのではないかとの指摘に対しては、「(それも)あると思う」と語り、現代の教育現場における複雑な力関係を示唆しました。
子どものしつけと教育現場の課題
ドランクドラゴン鈴木拓と城島茂の発言は、子どものしつけにおける親の責任、そして教師が直面する課題を浮き彫りにしています。授業中に自由気ままに動き回る子ども、それに注意しない教師、そして見て見ぬふりをする(あるいは形式的な注意しかしない)保護者の存在は、現代の学校教育における深刻な問題を示唆していると言えるでしょう。子どもたちの健全な成長のためには、家庭と学校が連携し、明確な規範意識を共有することが不可欠です。
参考文献:
- Yahoo!ニュース: https://news.yahoo.co.jp/articles/7a52302275acd6426958c31866468d48fc691a20
- Sponichi Annex (元記事): https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/06/14/kiji/20230614s00041000233000c.html
- MBSラジオ「アッパレやってまーす!」