8月米雇用統計、予想下回る 雇用市場の減速鮮明 利下げ観測強まる


 就業者数は自動車・自動車部品が7300人減と前月(2000人増)のプラスから大幅なマイナスに転じた。建設も7000人減と前月(1000人減)から減少幅が大きくなった。

 6、7月の就業者数も計2万1000人下方修正された。トランプ政権の大規模関税で米経済の先行きが不透明となり、企業が新規雇用に慎重になっている可能性がある。

 8月の失業率も4・3%と前月(4・2%)から悪化した。

 FRBは関税による物価上昇(インフレ)を懸念し1月会合以来、政策金利を据え置いてきた。だが、雇用市場の減速が鮮明になったことで、次回16~17日の9月会合で6会合ぶりに利下げに踏み切るとの観測が強まった。【ワシントン大久保渉】



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