「沖縄『正論』友の会」の第59回セミナーが16日、那覇市のネストホテル那覇で開かれ、産経新聞の佐々木類論説副委員長が「ここまで進んだ中国の日本侵略」と題して講演した。
佐々木副委員長は、トランプ米政権の対中政策について「ニクソン政権以来の宥和政策を転換し、中国の習近平政権を本当に倒そうとしている」と指摘。来春に予定される習国家主席の来日について「尖閣諸島(沖縄県石垣市)に中国公船が押し寄せる状況や香港、新疆ウイグル自治区での弾圧に改善の兆しがなければ、国賓として招く必要がない」と強調した。
また、北極圏を経由してアジアと欧州を結ぶ北極海航路の拠点として中国が北海道に進出しているとした上で「中国に『南のシンガポール、北の釧路』といわれて地元は気持ちよくなっている。相手を選んだ方がよい」と警鐘を鳴らした。