関電問題「奥深い問題見えてきた」「調査まだ5合目」第三者委

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【関西電力第三者委員会 会見】会見を行う(左から)久保井一匡特別顧問、奈良道博委員、但木敬一委員長、貝阿彌誠委員。(一番右は司会者)=15日午後、大阪市北区の関西電力本店(須谷友郁撮影)

【関西電力第三者委員会 会見】会見を行う(左から)久保井一匡特別顧問、奈良道博委員、但木敬一委員長、貝阿彌誠委員。(一番右は司会者)=15日午後、大阪市北区の関西電力本店(須谷友郁撮影)

 関西電力役員らの金品受領問題で、事実関係を再調査している第三者委員会(委員長・但木(ただき)敬一元検事総長)が大阪市内で15日に開いた記者会見。「原発マネー」の還流疑惑や福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)による金品受領の実態解明に関心が集まる中、但木委員長は「調査を進めるうちに奥深い問題が見えた」と打ち明け、金品授受問題の根深さを示唆した。

 記者会見には、但木氏のほか、貝阿弥(かいあみ)誠・元東京地裁所長▽奈良道博・弁護士と、特別顧問の久保井一匡(かずまさ)・元日本弁護士連合会会長-の第三者委のメンバー全員が出席した。

 会見では報道陣から、調査内容や最終報告のとりまとめ時期について質問が集中。但木委員長は調査が終わっていないことを理由に、これまでに調査判明している内容などは明言を避けた。

 調査報告の進捗(しんちょく)状況は「量的には5合目を超えた」とする一方、「質的には正直わからない」といい、「年内に結論を出すのは無理」との見通しを示した。但木委員長は「個別の事案を解明すれば答えに結びつくはずと思っていたが、調査を進めるうちに、もう少し広がりを持っているかもしれないと感じている」とも言及し、金品授受問題の広がりと根深さが背景にあることをにおわせた。

 調査にあたり、関電のグループの役員や社員、OBら約100人以上にヒアリングを実施したことを明らかにしたが、ヒアリングは、長ければ約2時間に及んだ対象者もいたという。

 第三者委のメンバーが先月4日、福井県高浜町を訪問し、原子力発電所などを視察したことも明らかに。「実際の工事や、将来どんな工事が予定されるか、高浜町の街並や雰囲気を確認し、ここで何が起きたか見てもらった」と視察の狙いも語った。

 但木委員長は最終報告について「調査すべきことはすべて調査した上で、自信をもって最終結論を出したい」と述べた。

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