日本文学研究者で早大特命教授のロバート・キャンベル氏(67)が12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。国民民主党は11日の両院議員総会で、夏の参院選比例代表への擁立を発表していた山尾志桜里元衆院議員(50)の公認を見送る方針を決めたことに言及した。
【写真あり】「不倫」詳細語らず…10日に会見する山尾志桜里氏
過去の不倫疑惑への批判が相次いでおり、玉木雄一郎代表は「十分な理解と信頼が得られないと判断した」と説明した。
山尾氏は衆院議員だった2017年に不倫疑惑が持ち上がり、事実関係の説明をしないまま21年にいったん政界を引退した。先月、同党が公認内定を公表すると、SNS上には疑問、批判の声が殺到。このまま擁立すれば、あす13日告示の東京都議選、夏の参院選での党勢拡大への影響が大きいと判断した。
山尾氏は10日の会見で、不倫疑惑を「私生活の件」と表現し「8年間の自分には大変なおごりがあった」と謝罪した。だが、事実関係に関する質問には「お話しすることは控えさせてもらいます」などと詳細は語らず。疑惑を一切払拭できなかったことで、党は一夜で方針を転換した。山尾氏は12日、自身のXを更新し、公認取り消しについて声明文を発表。「大変残念です」と心境を明かし、今後については離党届を提出し「熟慮したいと思っております」とした。
玉木氏の不倫報道、党所属だった平岩征樹衆院議員の偽名不倫もあり、永田町では「山尾氏に声をかけるとは。“不倫3連発”と言われるのが落ち」と擁立そのものに疑問の声も上がっていた。
ロバート氏は「国民・玉木氏 山尾氏の公認見送り『私にも責任』『対応遅かった』」と題された記事を引用し「玉木さん、これはないでしょう。山尾氏に『もう一度戻って一緒にやろうよ』と誘い、公認内定まで発表しておきながら8年前の不倫でSNSが沸くと切り捨てるなんて、都合良すぎません?」とつづった。