配信者のコレコレ氏が、お笑いコンビ「アインシュタイン」稲田直樹氏へ謝罪の意を表明しました。この一連の騒動は、稲田氏のInstagramアカウントへの不正アクセス事件に端を発し、当初の誤解が解消された後、コレコレ氏が自身のYouTube生放送とLINEを通じて謝罪したものです。警視庁による容疑者逮捕が、事態の真相を明らかにしました。
不正アクセス事件の概要とコレコレ氏への相談
この騒動の発端は、お笑いコンビ「アインシュタイン」の稲田直樹氏のInstagramアカウントが不正にログインされた事件にあります。警視庁サイバー犯罪対策課は、稲田氏らのSNSアカウントに不正ログインした疑いで、久保智成容疑者(32)を不正アクセス禁止法違反の容疑で逮捕しました。
コレコレ氏は以前、稲田氏のアカウントから不適切なメッセージを受け取ったとする女性から相談を受けていました。この時点では、コレコレ氏自身や共演者の粗品氏も、メッセージの発信者が不正アクセス犯なのか、それとも稲田氏本人なのかを強く疑っていたと明かしています。
Xでの公開謝罪と続くネット上の波紋
事件の全容が明らかになり、不正アクセスによるものだったと判明した後、コレコレ氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで正式に謝罪しました。彼は投稿の中で「稲田さんのアカウントから卑猥な連絡がきた女性が、コレコレに相談した事で乗っ取られていた事が判明しました。当時、乗っ取り犯か本人か分からないと言いつつ内心は『本人だろ』と僕も粗品もめちゃくちゃ疑っていました。謹んでお詫び申し上げます」と述べ、自身の誤解と疑念について深く反省していることを示しました。しかし、この謝罪後も、インターネット上では「なぜ今頃謝罪するのか」「稲田氏に直接謝るべきだ」といった厳しい批判の声が多数上がり、コレコレ氏は一時的に「炎上」状態に陥りました。
コレコレ氏が自身のX(旧Twitter)アカウントでアインシュタイン稲田氏への謝罪声明を投稿した際のスクリーンショット画像
緊急生放送での釈明と稲田氏への直接謝罪
ネット上での激しい批判を受け、コレコレ氏は自身のYouTubeチャンネルで緊急生放送を実施しました。彼は生放送で、「お前消えろ、引退しろ、活動やめろとか言われてる」と現在の状況を説明し、「一瞬、時の人になったかなっていうくらい炎上している」と語りました。その上で、これまでの経緯を改めて視聴者に説明し、自身が「デマは一つも流していない」ことを強調しました。
さらにコレコレ氏は、この騒動を通じて稲田氏が自身のことを心配していたという話を聞いたとし、「稲田さん聖人君主だと思った」と感銘を受けた様子で述べました。そして、公の場での謝罪だけでなく、稲田氏本人に直接謝罪するべきだと考え、以前から繋がっていたLINEを通じて稲田氏に謝罪のメッセージを送ったことを明らかにしました。
コレコレ氏による一連の謝罪行動と真相の解明は、SNS上のデマや誤解が個人に与える影響の大きさを浮き彫りにしています。
今回のコレコレ氏と稲田氏の騒動は、SNSでの情報拡散の速さ、そして誤解の危険性を浮き彫りにしました。特に不正アクセスが絡む事件では、安易な推測が関係者に深刻な影響を与えかねません。正確な情報に基づいた報道と、検証の重要性が改めて示された事例と言えるでしょう。