SUPER EIGHT横山裕、脱退を考えた過去を明かす 村上信五の「俺も無理やぞ」が絆を深める

SUPER EIGHTの横山裕さんが、2025年9月7日放送のトーク番組「あの頃からわたしたちは」(日本テレビ系)に出演し、かつてグループからの脱退を検討していたこと、そして村上信五さんの言葉によって踏みとどまった過去を告白しました。この発言は、長年にわたるメンバー間の深い絆を浮き彫りにしています。

メンバー相次ぐ脱退、横山裕が感じたグループの危機

番組では、横山裕さんと同期で29年来の親友である村上信五さんが、思い出の地で対談を行いました。SUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)は、2018年に渋谷すばるさん、2019年には錦戸亮さんが相次いでグループを脱退するという大きな転機を経験しています。

横山さんは、渋谷さんの脱退時を振り返り、「めちゃくちゃ(グループの)パワーバランスがおかしくなったやん。圧倒的なボーカルやったし、あいつ。空気感も変わったしな」と語りました。この状況下で、横山さんは「俺が引いた方がいいのかな」と真剣に考え、村上さんにその悩みを打ち明けたといいます。彼は「俺は無理かもしらん」と正直な気持ちを伝えたのです。

村上信五の言葉が支えに「お前が無理やったら俺も無理やぞ」

横山さんの切実な相談に対し、村上さんは迷うことなく「お前が無理やったら俺も無理やぞ」と返答しました。この言葉が横山さんにとってどれほど大きな意味を持ったか、番組で彼は「嬉しくて、で、今に繋がっているんやろうなというのを(村上さんに)言えていなかった」と、当時の心境と長年の感謝を明かしました。

グループ脱退を相談した過去を語るSUPER EIGHTの横山裕と、それを支えた村上信五の姿。グループ脱退を相談した過去を語るSUPER EIGHTの横山裕と、それを支えた村上信五の姿。

横山さんが、村上さんは脱退を後押しすることもできたはずだと問いかけると、村上さんは「そんな選択肢はなかった」と断言。渋谷さんの脱退は、引き留めたものの意思が固く、最終的には背中を押すしかなかった状況だったと説明しました。その上で村上さんは、「『ヨコもかい!』ってなったらいるまじで(グループに)いる意味がわからへん」「だから『逆の立場で考えてくれよ』って言ったやん。『俺が抜けるってなった時に1人で残る?』って」と当時の真意を語りました。さらに、横山さんがいなくなるという発想自体がなかったことも明かしています。この村上さんの揺るぎない言葉に、横山さんは再び「嬉しかった、ほんまに」と、その時の喜びをかみしめるように語りました。

メンバー間の絆が導く未来

横山裕さんの脱退を巡る苦悩と、それを支え、グループに引き留めた村上信五さんの強い言葉。このエピソードは、SUPER EIGHTが数々の困難を乗り越え、今日まで活動を続けてこられた背景に、メンバー間の深い信頼と揺るぎない絆があることを改めて示しています。彼らの歴史は、単なるアイドルの活動に留まらず、人間関係における真の支え合いの重要性を教えてくれます。

参考文献