覚醒剤約2・3キロ(約1億4000万円相当)をスーツケースに隠して密輸しようとしたとして、愛知県警は覚せい剤取締法違反などの疑いで、オーストリア国籍で自称プロサッカー選手、住所不詳、シモネール・アンドレアス容疑者(25)を逮捕した。逮捕は11月28日。県警によると、「覚醒剤とは知らなかった」と容疑を否認している。
また名古屋税関は16日、関税法違反(禁制品輸入未遂)などの疑いで名古屋地検に告発した。税関によると、同容疑者はオーストリアの3部リーグに所属していると話しているという。
逮捕容疑は、営利目的でスーツケースに覚醒剤約2・3キロを隠し、オーストリアの空港からドイツを経由して11月28日に中部空港(愛知県常滑市)から輸入しようとしたとしている。
税関によると、ケース内側のプラスチック製の型枠を二重に細工し、その間に隠していた。同容疑者は「東京方面に観光で訪れた」と話している。