タレントのマツコ・デラックス(52)が、2024年8月8日放送の日本テレビ系「月曜から夜ふかし」に出演し、芸能界において「凄い」「もう別格だよね」と感じる大先輩芸能人について語りました。その対象となったのは、黒柳徹子さんと明石家さんまさん。マツコ・デラックスが語る、真のプロフェッショナル像とは一体どのようなものなのでしょうか。
マツコが定義する「芸能人」の姿
番組内でマツコ・デラックスは、芸能界を「変な人にならないとやって行ける世界じゃなかった」と表現。さらに、「スタジオ入る時に“マツコ・デラックスさんです!”ってやるじゃん。それで“どうも”ってやれる人が芸能人なんだよね」と持論を展開しました。彼女自身は「私たちなんて、そういうの恥ずかしくてできない人間だから、芸能人じゃないんだよね」と語り、SUPER EIGHTの村上信五もこの言葉に深く頷く場面が見られました。これは、常にスポットライトを浴び、期待に応えるプロ意識が芸能人には求められるという、彼女なりの厳しい視点を反映しています。
マツコ・デラックスがテレビ番組で語る、芸能界の「別格」とされる先輩たちへの敬意
敬愛する「別格」の二人:黒柳徹子と明石家さんま
マツコ・デラックスが「ずっと仕事していて、いろいろ先輩見ていて、徹子さんとさんまさんって、凄いなって思うの。もう別格だよね」と述べ、圧倒的な存在感を放つと語ったのは、黒柳徹子さんと明石家さんまさんでした。二人の仕事に対する姿勢や情熱は、マツコにとって特別な意味を持つようです。
特に、8月にテレビ朝日系「徹子の部屋 50年目深掘りSP」で共演した際の黒柳徹子さんとのエピソードを披露。「“徹子さん、仕事、今でもずっと楽しい、何か嫌になることないですか?”って聞いたら、“あなた、仕事やっていて嫌になることあるの?私、ずっと面白いと思っていますよ。嫌になったことないですよ”って言われて。無理だと思って。無理だ、私、毎日嫌だもんって」と、仕事に対する黒柳さんの尽きない情熱に驚きを隠せなかったことを明かしました。
また、明石家さんまさんに関しては、村上信五がMBSテレビ「痛快!明石家電視台」に出演した際の出来事を振り返りました。間寛平さんが声が出ないと話していた時、さんまさんが「兄さん、しゃべりなはれ!しゃべらんと声出んから、しゃべりなはれ!」と強く促したというのです。寛平さんが「声出えへんで」と訴える中、さんまさんは「しゃべらんかったら、この椅子なくなりまっせ!」とまで言い放ったといい、村上は「寛平さん、まだ怒られてるんですか…」と衝撃を受けた様子を語りました。これは、常に全力を尽くし、自身の場所を守り続けるという、明石家さんまのプロとしての哲学を示唆するエピソードと言えるでしょう。
まとめ
マツコ・デラックスが語った黒柳徹子さんと明石家さんまさんのエピソードは、長年にわたり第一線で活躍し続けるベテラン芸能人の揺るぎないプロ意識と、仕事への深い愛情を浮き彫りにしました。彼らの「別格」たるゆえんは、単なる才能だけでなく、仕事に対する姿勢や情熱に裏打ちされていることが伺えます。これは、芸能界のみならず、あらゆる分野で活躍する人々にとって示唆に富む仕事論と言えるでしょう。
参考文献
- 日本テレビ「月曜から夜ふかし」
- テレビ朝日「徹子の部屋 50年目深掘りSP」
- MBSテレビ「痛快!明石家電視台」