今年4月にデビュー45周年を迎えた国民的アイドル、松田聖子。その天性の歌声と人間的魅力に魅了され、彼女のものまねで一世を風靡したタレントのSeiko(56)が、現在、ステージ4の大腸がんで「余命3か月」という過酷な宣告と闘っています。長きにわたり「松田聖子ものまね」の第一人者として活躍した彼女の波瀾万丈な人生と、末期がんという現実の中で見出す「生きる希望」について、その壮絶な告白に迫ります。
松田聖子への憧れから「公認」ものまねタレントへ
Seikoが松田聖子に初めて出会ったのは小学校時代。「風は秋色」を歌う姿に心を奪われ、中学校の文化祭では「そっくりさん」として周囲から「せいこちゃん」と呼ばれるほどになりました。アイドルを夢見てタレント活動を開始した彼女の転機は、ものまね番組『超そっくり人間! 炎の対決グランプリ!』(テレビ朝日)での優勝です。これを機に27歳で正式にものまねタレントとしてデビューし、各地のステージや番組で松田聖子の楽曲を熱唱する日々を送りました。
その努力が実を結び、Seikoは本人から「公認」されるという、ものまねタレントにとって最高の栄誉を手にします。松田聖子本人が番組スタッフに「Seikoちゃんがいちばん上手い。今度彼女が番組に出る時に、出てあげるわ」と語ったというエピソードは、Seikoにとって感無量な瞬間でした。その後、『music-enta(ミュージック・エンタ)』(テレビ朝日)で本人との共演も果たし、年間100本以上のステージをこなす多忙な日々を過ごしました。39歳で所属事務所を退所した後も、フリーとして精力的に活動を続けていました。
末期がんと闘病中の松田聖子ものまねタレントSeiko、本家とのツーショット写真
ステージ4大腸がん告知、そして「余命3か月」の宣告
しかし、そんなSeikoの人生に暗い影が忍び寄ります。昨年あたりから毎日の吐き気や目まいといった体調不良が続いており、今年に入って改めて診察を受けたところ、肝臓の炎症数値に異常が発覚しました。すぐに大学附属病院へ紹介され、約1か月半にわたる通院と血液検査などの精密検査が繰り返されました。そして今年の2月27日、彼女は人生を根底から揺るがす告知を受けます。
診断された病名は「S字直腸がん」、しかもすでにステージ4の末期がんで、大腸がんから骨、肋骨、肝臓へと広範囲に転移しているという衝撃的な事実でした。医師からの「ガンと共に生きるしかない」という言葉に、Seikoは言葉を失いました。さらに追い打ちをかけるように告げられたのは、「余命3か月」という過酷な現実でした。この宣告を受けてから、彼女は自身の波瀾万丈な人生を振り返るようになったと言います。厳しい闘病生活の中でも、Seikoは「生きる希望」を胸に、前向きに病と向き合っています。
結論
松田聖子のものまねタレントとして華々しいキャリアを築き、本人からも公認されたSeiko。しかし今、彼女はステージ4の末期大腸がんと診断され、「余命3か月」という重い現実と向き合っています。病魔に侵されながらも、Seikoはこれまでの人生を振り返り、困難な状況の中でも生きる希望を強く持ち続けています。彼女の壮絶な闘病と、不屈の精神は、多くの人々に勇気と感動を与えることでしょう。





