韓国の新首相に丁世均氏 文在寅大統領、経済重視の人事





韓国の首相候補に指名された丁世均氏(韓国大統領府提供)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、李洛淵(イ・ナギョン)首相に代わり、与党「共に民主党」の国会議員である丁世均(チョン・セギュン)前国会議長(69)を新首相に指名した。

 丁氏は南西部の全羅北道(チョルラプクド)・鎮安(チナン)出身。高麗大学を卒業し、財閥の双龍グループに入社後、17年間勤務し役員も務めた。1996年、国会議員に初当選し、現在6期目。「共に民主党」の前身である民主党の代表なども歴任した。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では産業資源相を務めており、経済通として知られる。文氏は指名の理由として、丁氏が経済政策に明るいことなどを挙げており、低迷する韓国経済の回復に向けた人事とみられている。

 李氏は文政権発足当初の2017年5月に首相に就任し、在任期間は歴代最長の約2年7カ月だった。世論調査では次期大統領の候補として一番の人気を集めており、今後の動向が注目される。



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