《N国・立花孝志を逮捕》「主人の死が無駄ではなかったと…」自死した竹内英明前兵庫県議の妻が語った「NHK党・立花党首の刑事告訴」と陰謀論の恐怖《兵庫知事疑惑》


【画像】「主人の死が無駄ではなかったと…」取材に応じる竹内県議の妻

 今年1月に死去した竹内英明元県議の名誉を毀損したとして、兵庫県警は11月9日、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志氏(58)を逮捕したと発表した。

 竹内氏の妻は今年6月、兵庫県警に対して同容疑での告発状を提出。「週刊文春」記者は今年8月、その妻に取材を行っていた。以下、当時の記事を再公開する。(初出:「週刊文春 電子版」2025年8月30日配信/年齢・肩書きは当時のもの) 

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 8月8日、故・竹内英明前兵庫県議に対する名誉棄損容疑で、竹内氏の妻がNHK党の立花孝志党首を刑事告訴したことを明らかにした。告訴状では、立花氏が竹内氏について「警察の取り調べを受けている」「逮捕される予定だった」などと虚偽の発信を行ったとされた。警察は6月に告訴状を受理したという。

 今回、竹内氏の妻が「 週刊文春 」の取材に応じ、刑事告訴に踏み切った理由を語った。

「亡くなった主人の名誉や尊厳をきちんと守っていきたいというのももちろんですが、それによって社会が変わっていくきっかけになってほしいと思っています。それで初めて、主人がやってきたことも、その死も無駄ではなかったと自分の中で位置づけられるように思えます」(竹内氏の妻)

斎藤知事も陰謀論を煽るような発言を…

 根拠不明の「陰謀論」というべき言説だった「黒幕」批判。竹内氏の妻が取材に明かしたのは、この陰謀論により日常が一変したことの恐怖だった。斎藤知事も選挙期間中、演説の中で陰謀論を煽るような発言をし、耳を疑ったという。

 現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、現代社会を侵食しつつある陰謀論の正体に迫る新連載「陰謀論の研究」がスタート。連載第1回は、昨年の兵庫県知事選をめぐる陰謀論の影響や竹内氏の妻が味わった恐怖、斎藤知事が演説で口にした言葉などを詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル



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