厚生労働省は18日、アスベスト(石綿)による健康被害で平成30年度に労災認定された人や、特別遺族給付金の対象者となった人が働いていた927事業所の名称や所在地を公表した。675事業所は新たに公表された。同省のホームページでも閲覧できる。
厚労省によると、石綿に関する疾患で30年度に労災認定されたのは1057件。労災の時効5年を超えた場合の石綿救済法に基づく特別遺族給付金の支給決定は31件だった。
厚労省は労災補償制度の相談に応じるため、19、20日の午前10時~午後5時に電話相談窓口を設置する。問い合わせ先は03・3595・3402。各都道府県の労働局や労働基準監督署でも随時、相談を受け付ける。