「北の贈り物=長距離弾道ミサイル」 米司令官が言及





新型大陸弾道ミサイル(ICBM)「火星15」発射実験で使った移動式発射台のタイヤを製造した慈江道の「鴨緑江タイヤ工場」を視察する、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信)【撮影日:2017年12月】

 米太平洋空軍のブラウン司令官は17日、ワシントン市内での会合で、挑発姿勢を強める北朝鮮が言及する米国へのクリスマスプレゼントに関し「長距離弾道ミサイルになると予想する」と述べ、近く北朝鮮による発射の可能性に言及した。米メディアが伝えた。

 北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射中止などへの見返り措置を年末までに示すよう米側に要求。今月3日には北朝鮮外務省のリ・テソン米国担当次官が「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国の決心次第だ」との談話を発表していた。

 ブラウン氏は、北朝鮮の最近の対米批判やミサイル関連実験を挙げ「北朝鮮にはパターンがあり(そうした言動はミサイルの)打ち上げに先立つものだ」と指摘した。

 ただ「すぐには何も起こらないかもしれない」と、ミサイル発射が実施されない可能性にも言及した。同時に「外交努力が失敗に終われば、準備しなければならない」と述べ、北朝鮮対応に万全を期す考えを示した。(共同)



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