【シネマプレビュー】「THE UPSIDE-最強のふたり-」

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 事故で体が不自由になった大富豪、フィリップ(ブライアン・クランストン)と、彼の介助をすることになったスラム街出身のデル(ケビン・ハート)が、立場の違いを超えて友情を育む。実話に基づき大ヒットした仏映画を、米ハリウッドでリメーク。ほろりとさせられるし、フィリップの秘書を演じるニコール・キッドマンを含め配役もいい。ソウルの女王、アレサ・フランクリンの音楽の使い方もうまい。だが、全体に地味な印象なのはなぜだ。これをきまじめな作風ととるか、華(はな)に欠けるととるか。

 20日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪・シネ・リーブル梅田などで全国順次公開。2時間5分。(健)

★★★☆(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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