「おそ松くん」などの漫画家、赤塚不二夫が住んだ東京都豊島区のアパート「紫雲荘」で漫画家志望者を街ぐるみで応援する「紫雲荘活用プロジェクト」が、来年4月入居の第4期生3人を募集している。近くにあった「トキワ荘」は来年3月、復元施設がオープン。「トキワ荘のあった街で、夢を追いかけてみては」と呼びかけている。
紫雲荘は築60年で、赤塚は昭和35~36年に住居兼仕事場としてトキワ荘と同時に1部屋を借りていた。
同プロジェクトは平成23年に開始。入居条件は本気でプロを目指す20歳以上の単身男性で、部屋は6畳半~8畳半。トイレはあるが風呂はなく、近くの銭湯かコインシャワーを使う。期間は3年間で、家賃4万円のうち2万円を補助する。
KADOKAWA「月刊ヤングエース」で「ぼくのツアーリ」を連載中の2期生、姫野ユウマさん(31)は「いろんなチャンスや出会いがあった。現状に悩んでいる人は応募してみては」と話している。
募集は来年1月31日まで。申込書を「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」サイトからダウンロードし、自分の漫画作品を添えて提出する。