12月12日にABEMAで放送された『ダマってられない女たち season2』最終回では、投資家として単身渡米し、ニューヨークで華々しい成功を収めた松居一代氏に密着取材が行われました。番組では、彼女が芸能界に入った理由や、その後のビジネス変遷、そして独自の投資哲学が明かされ、多くの視聴者の注目を集めています。
ニューヨークで成功を収めた投資家、松居一代
若き日の決意と芸能界への挑戦
『ダマってられない女たち』シリーズは、国内外で力強く生きる女性たちに焦点を当て、”女性の幸せ”を多角的に探るバラエティー番組です。今回のエピソードでは、ニューヨークのマンハッタンにある超高級レジデンスで暮らす松居一代氏の現在の姿が紹介されました。彼女は5歳の頃から「お金持ちになる」と固く決意していたと語り、16歳でモデルとして芸能界にデビューした後、女優の道に進みました。
芸能界入りについて、松居氏は「私は成功したい、お金持ちになりたいと思ってやってきたんです。その時、在庫を持たなくていい、体ひとつで働ける場所。それが芸能界だったんです」と明かしました。さらに、「芸能界の方には怒られてしまいますけど、私は芸能界のトップは全く目指しておりません。ひとつの足がかりです」と、芸能界を自己実現のための手段と捉えていたことを率直に語っています。
不動産投資から始まった資産形成
松居氏が本格的に資産を増やし始めたのは27歳の頃で、最初に手掛けたのは不動産投資でした。バブル経済の少し前の時期に、東京・名古屋・大阪に合計4軒のマンションを購入。当時の状況を振り返り、「大阪も名古屋も見にいくとお金がかかるので、物件は全く見ていません。いかにお金を儲けるかだけを見ていました。そして、バブルが来ると思っていました。だからおかげさまで本当にたくさんの利益を生みました」と述べました。この経験から得た多額の利益を元手に、彼女は株式投資を始めたと言います。景気の動向を的確に読み解く、松居氏の卓越した先見の明がうかがえるエピソードです。
株のデイトレードと独自の投資哲学
さらに個人資産を増やすため、松居氏は32歳で会社を設立し、商品のプロデュース利益などを元手にいよいよ株のデイトレードを開始しました。自身の投資スタイルを「売って買い、売って買いが好きなタイプ」と称し、「スリルなんですよ。何やるよりも面白い。血が騒ぐというか、今でも大好きです。このスリル感を知ったらギャンブルとかできないですよ」と目を輝かせながら語りました。
彼女の投資哲学の根幹にあるのは、「お金というのは休ませちゃいけない。お金は回すんです。お金がお金を呼んでくれるようにするんです」という情熱的な言葉です。この言葉には、常に資金を動かし、新たな価値を生み出すことで資産を最大化するという、松居氏ならではの強い信念が込められています。スタジオの出演者たちからも「こんなこと言ってみたい」と称賛の声が上がりました。
故郷と両親への思い
番組の最後では、松居氏が亡き両親へ向けて「お父ちゃん、お母ちゃん、日本人として生きていくから…日本人として頑張る…」と涙ながらに語りかける感動的な場面がありました。成功を収めた今もなお、故郷と家族への深い愛情と、日本人としての誇りを持ち続ける彼女の人間性が垣間見える瞬間でした。
松居一代氏の波乱に富んだ人生と、揺るぎない決意、そして類まれな投資センスは、多くの人々に勇気とインスピレーションを与え続けています。





