「あおり運転」は経営リスク 運輸会社など対策本腰 怒りの制御など講習

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 重大事故の誘発などで「あおり運転」への関心が高まる中、大手運輸会社など企業が、あおり運転の加害者にならないための講習を受ける動きが出てきた。業務車両で社員があおり運転をした場合、大きな経営リスクになるためで、こうした講習のニーズは高まりそうだ。

 講習を不定期で始めたのは自動車教習所のファインモータースクール(さいたま市)。先月、初めて開催した講習には、ヤマト運輸やさいたま市など5つの企業・団体が参加。教習コースでの実車による体験と座学により、あおり運転の被害者・加害者にならないための考え方や運転方法などを学んだ。

 参加者は、実際に4メートルという近い車間距離であおり運転の被害者・加害者の両方の立場になったり、短い車間距離で走っている時に前の車が急停止した場合の危険さを体験。座学では、あおり運転のケースを分類し、それぞれの場合で加害者にならないための対処法を学んだ。

 具体的には、前の車に割り込まれるなどで怒りを抑えられずに“仕返し”であおってしまう場合と、自分で意識をせずに車間距離を詰め、あおり運転になるケースがあるという。前者では、深呼吸などで怒りの感情を制御することが重要だとし、後者の場合は巡航速度で「2秒」以上の距離を保つことを訴えた。電柱などを目印に、前を走る車が通過した後、「ゼロイチ、ゼロニ」と数えることができるかで“判定”できるという。

 ファインモータースクールは、「急加速や急停止をしない『エコドライブ』を心がけることで、燃費の向上による環境面と安全面を両立できる」と強調。「企業・団体の要望に応じて今後も講習を開催したい」としている。

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