福島の会津鉄道で脱線 乗客ら5人けがなし



脱線事故が続く会津鉄道の車両(大竹直樹撮影)
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 24日午後7時10分ごろ、福島県下郷町の会津鉄道会津線弥五島-塔のへつり間で、列車が線路上の何かに乗り上げ脱線した。乗客3人と運転士、同社社員の計5人が乗っていたが、いずれもけがはなかった。

 運輸安全委員会は、25日午前にも現地に鉄道事故調査官を派遣する方針。

 同社によると、列車は東武日光発会津若松行き1両編成で、進行方向左側が脱線。現場は、塔のへつり駅の数百メートル手前のカーブ付近だった。運転士は「障害物に乗り上げたようだ」と話しているが、土砂崩れのような明確な痕跡はなく、脱線の原因は不明。

 乗客は社員の誘導で列車から離れ、手配されたタクシーで目的地に向かった。同線は事故後、全線で運休した。

 会津鉄道は会津若松市に本社を置く第三セクターで、西若松-会津高原尾瀬口間の約57キロを結ぶ。11月27日にも会津線湯野上温泉-塔のへつり間で、走行中の列車が線路に流入した土砂に乗り上げて脱線したばかり。



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