海外の無線放送などを分析しているラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮メディアが26日夜までに報じた今年の金正恩朝鮮労働党委員長の動静報道は計109件だった。このうち軍関係が30件(27・5%)を占め、昨年の8件(6%)から急増した。
米朝交渉の行き詰まりを受け、北朝鮮は今年5月以降、新型短距離弾道ミサイルなどの兵器実験を繰り返し、金氏も多く立ち会った。
軍関係以外では国内関係が34件(31・2%)、対外関係が32件(29・4%)、経済関係が13件(11・9%)だった。
動静報道で同行が伝えられた幹部は、昨年に続き趙甬元党第1副部長が最多で34回。これに崔竜海最高人民会議常任委員長(30回)、朴奉珠党副委員長(21回)、妹の金与正党第1副部長(20回)が続いた。(共同)