自衛隊派遣の中東 緊張高まれば危険度増加

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 【カイロ=佐藤貴生】日本政府は閣議決定で海上自衛隊の派遣海域からホルムズ海峡を除外し、比較的安全に推移してきたオマーンとイエメン沿岸一帯が活動海域となる。ただ、両海峡周辺では今年、船舶が攻撃、拿捕(だほ)される事件が頻発しており、緊張が高まれば危険度が増すことに変わりはない。

 米・イランの軍事的緊張が高まった今春以降、ホルムズ海峡周辺をのぞくオマーン沿岸では大きな事件は伝えられていない。オマーンは他のペルシャ湾岸諸国同様に親米国だが、イランとも良好な関係を維持していることで知られる。

 一方、イエメン沿岸のアデン湾周辺海域では、自衛隊が以前からソマリアを出撃拠点に船舶を襲撃する海賊の対策に当たっており、海域の情勢を把握しているという利点がある。

 ただ、イエメンには約5年前に隣国サウジアラビアが軍事介入し、イランに近いイスラム教シーア派系の民兵組織フーシ派との戦闘が泥沼化しており、予期せぬ事態が起きる可能性は残る。バベルマンデブ海峡の北側に位置する紅海では今年、サウジやイランのタンカーが何者かに攻撃される事件も起きた。

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