永田町情報「石破が自民の一部と野党を連携させる動きに出るのでは」石破茂が中村喜四郎と協力タッグ?
自民党の石破茂元幹事長が、年の瀬も押し詰まった12月11日夜、野党連合のキーマンで“選挙の神様”の異名を持つ無所属の中村喜四郎・元建設相と会食していたことが明るみになった。永田町では「石破が自民の一部と野党を連携させる動きに出るのでは」という警戒情報が駆け巡った。
「石破・中村会合の表向きの名目は、山崎拓・元自民党副総裁の83歳誕生日を祝うものです。中村氏は、かつて自民党旧竹下派に属し、山崎氏と親交があったことから参加したといわれています。ですが、実際は“寝業師”の山崎氏が反安倍という立場で石破氏と中村氏を引き合わせ、強力タッグを組ませるのが狙いだったとみられています。石破氏も党内で八方塞がりとなっていただけに渡りに船。中村氏との会合には、大いに期待を抱いて臨んだ感がアリアリです」(政治部記者)
中村氏がここまで注目を浴びているのは、経歴と選挙の圧倒的な強さだ。
「竹下登元首相の竹下派事務局長として辣腕を振るい、その後、建設相に就任。将来の総理候補ナンバーワンと目された。ところが、東京地検特捜部にゼネコン汚職関連で逮捕され、政治生命は終わったといわれた。しかし、刑期後、不死鳥のごとく無所属で再出馬。地元に自民党候補がいながら選挙区で勝ち続け、14戦14勝。今年夏の埼玉県知事選では大野元裕知事誕生の立役者となった。途中まで知名度を含め圧倒的にリードしていた自公の推す青島健太を大逆転した。その男が今度は石破氏とタッグ…不気味な動きとしか言いようがない」(自民党幹部)
もともと、石破氏の国民的人気は高い。最近のポスト安倍に関する世論調査で、小泉進次郎環境相を抜き、再び1位になった。だが、党内では安倍首相の兵糧攻め、締め付けで石破派からの閣僚はゼロ、同派内から脱落者も出始めていた。
「12月、中村氏が中心となって立憲民主、国民民主、社民の幹事長と共産の書記局長の4者会合にこぎ着けた。その中村氏が今度は石破氏に急接近しているだけに、安倍首相周辺はピリピリしている」(同)
桜疑惑の火消しに奔走している場合ではない。
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2019年12月27日 06時00分