病院で筋弛緩剤1本紛失 東京・府中、誤廃棄か


 東京都は27日、都立多摩総合医療センター(府中市)で麻酔に使われる筋弛緩剤「ロクロニウム」のアンプル1本を紛失したと明らかにした。センターは26日に都と警視庁府中署へ報告した。

 都によると、25日午前に手術で使おうとした際に1本が不足していることに気付いた。23日夕に薬剤師が補充のためにセンター内で保管用の箱から移し替える際、誤って廃棄した可能性が高いとしている。センター内では見つかっていないという。

 筋弛緩剤は主に全身麻酔で使われ、1本で体重50キロの成人3人分の致死量に相当する。センターは補充作業を2人以上で実施するなど、再発防止に努めるとしている。



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